表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
826/1080

由里、魔物の正体を探る

 御徒町の樹里は都で一番の美人で、光源氏の君の血を引く由緒正しき家柄です。


 樹里と璃里の美人姉妹が張った結界により、都に吹き荒れていた野分の勢いが弱まりました。


「やはりこの野分、只の野分ではなかったようね」


 璃里が真顔で言いました。


「おお!」


 左京はそれを見て鼻血を垂らしそうになりましたが、樹里がいるのでこらえました。


 いつでも間抜けな奴です。


「うるせえ!」


 率直な意見を述べた地の文に切れる左京です。


「後は母上達にお任せしましょう」


 樹里は笑顔全開で言いました。


 


 由里は樹里と璃里の結界によって、野分が弱まったのを切っ掛けに魔物の正体を見極めようとしました。


臨兵闘者皆陣列前行りんぴょうとうしゃかいじんれつぜんぎょう!」


 早九字を切り、護符を空へと投げ上げました。


 それにならって、麗華と蘆屋あしや道珍どうちんも護符を投げ上げました。


 護符が魔物の妖気に反応し、バチバチッと稲光が走りました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ