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護の決意

 御徒町の樹里は都で並ぶ者のない美人で、光源氏の君の血を引く由緒正しき家柄です。


 瑠里の思いを知り、気を失ってしまった護は部屋に運ばれ、布団に寝かされました。


 左京は護と瑠里の互いの思いを知り、樹里と話をしました。


「護の命を守るためとは言え、もう少し早く話してあげるべきだった反省としております」


 左京は悲しそうに言いました。


「そうなんですか」


 樹里が笑顔全開で応じたので、左京は顔を引きつらせました。


「男と女ですから、そういう感情はあるものだと思いますよ。私も弟と夫婦になろうと思った事があるのを覚えております」


 樹里が言ったので、左京は仰天しました。


(私には兄弟がいないから、そういう事はわからない)


 石から生まれたので、仕方がないと思う左京です。


「前世の話をするな!」


 久しぶりに過去の事を思い出させた地の文に切れる左京です。


 するとそこへ護が来ました。


「邸を出たいと思います」


 護の仰天発言に目を見開く左京です。

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