表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
274/1080

渚、樹里にお礼を言う

 御徒町の樹里は都で一番の美人で、光源氏の君の血を引く由緒正しき家柄です。


 多くの客が帰った後、帝と渚は左大臣と樹里、そしてバカで貧乏で碌でなしの左京を呼び止めました。


「何でだよ!」


 一番修飾語を多くしてあげたのに地の文に切れる左京です。


「皆のお陰で良い会になりました。感謝します」


 帝が言うと左大臣は平伏して、


「勿体なきお言葉にございます」


 すると渚が、


「樹里、ありがとね。樹里の弟だから帝君はこんなにいい子なんだよ」


 渚に言われ、帝は赤面しました。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開です。


「これからもよろしくね、お義姉ねえちゃん」


 渚が樹里に言います。


「それから、お義兄にいちゃん」


 左京もそう言われて顔を赤くしました。疾しい事を考えているようです。


「考えてねえよ!」


 捏造が大好物の地の文に左京は切れました。


 


 星一族は手薄となった樹里の邸に向かいました。


「来ると思ったよ!」


 月一族の葵と茜が立ち塞がりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ