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特盛の願い

 御徒町の樹里は都で並ぶ者のない美人で、光源氏の君の血を引く由緒正しき家柄です。


 たいらの特盛とくもりは星一族の動きを知り、それを阻止しようと動いていました。


(俺が先に宮中を乗っ取れば、由里様達を守れる)


 特盛は由里への思いで必死です。でも届かないのは残念です。


「何だと!?」


 強烈なネタばらし気味の事を言う地の文に切れる特盛です。


 


 しかし、特盛の動きは星一族に筒抜けでした。


「やはり裏切るのか、バカな男だ。叶わぬ恋に溺れるとは、俗世間の者達の愚かな事よ」


 かがりが言いました。


「その通りでございますね、姉上」


 かがみが応じました。


「邪魔者には消えてもらう」


 篝はニヤリとしました。牛丼屋さんはもうすぐ閉鎖になりそうです。


 


 お香で籠絡された左京は宮中のある部屋で髪長姫と睦み合っていました。


「嬉しい、左京様!」


 髪長姫は涙を流して喜んでいます。


「姫様!」


 左京には髪長姫が絶世の美女に見えていました。

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