表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
215/1080

弘徽殿の女御と星一族

 御徒町の樹里は都で一番の美人で、光源氏の君の血を引く由緒正しき家柄です。


 弘徽殿こきでん女御にょうごは帝が渚を妃に選んだのを知り、激怒しました。


「何たる事か! あのような頭の足りぬ女子おなごを妃とは、おかみは血迷われたのか」


 そうは言っても、頼みの綱であった妹の美子よしこは事もあろうに樹里の夫の左京の子を身籠っています。


(何としてもあの一族はこの都から追い出してやろうぞ!)


 鬼の形相で決意する女御です。それを見てチビりそうになった地の文です。


 そこへ左京を勾引かどわかした女が現れました。


「何者ぞ?」


 いきなり姿を見せた女に女御はギョッとしました。


「私は星一族の者です。貴女の無念を晴らすためにお力をお貸し致します」


 女は正座し、頭を下げました。


「星一族とな?」


 女御は眉をひそめました。


「話を聞こう。ちこう参れ」


 女御は言いました。


 いよいよ左京の命日が近づいたと思う地の文です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ