表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/1080

大村の御息所、激怒する

 御徒町の樹里は都で並ぶ者のない美人で、光源氏の血を引く由緒正しき家柄です。


 樹里は親友の渚と再会しました。


(星一族は諦めたか?)


 周囲を警戒しながら歩いているはるなは敵の気配がしないのでホッとしました。


(それにしても、何故奴らは樹里様を見て逃げたのであろう?)


 それが気になるはるなです。


「左京様」


 左京は樹里に見つかりました。


 渚と一緒なので、顔が引きつる左京です。


 


 大村の御息所は渚が帝の使いを無視したのを知り、激怒していました。


「もみじ共々おかみの女御にと思案したというに!」


 頼んでもいないのに勝手に手配した貴女が悪いと思う地の文です。


「また悪口が聞こえるぞえ」


 御息所が言うと、


(やはり薬師に診てもらおう)


 もみじは思いました。


「早う手を打たぬと先を越されるぞえ」


 御息所は弘徽殿の女御を敵視しているのです。


(先々代の一番の寵愛はわらわが受けていたのだからな)


 妄想が酷いオバさんだと思う地の文です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ