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じゃじゃ馬姫亜梨沙

 御徒町の樹里は都一の美女です。


 そして、あの光源氏の君の血を引く由緒正しい家系でもあります。


 但し、ホテルで働いた事はありません。もちろん逮捕された事もありません。


 


 樹里に好意を寄せられている貧乏貴族の左京は有力貴族である五人衆に呼びつけられました。


 宮川の少将が核心に迫ろうとしたその時、亜梨沙姫という左京の幼馴染が左京を連れ出してしまいました。


「あのじゃじゃ馬が相手では分が悪い。亜梨沙姫が飽きるまで待つしかないか」


 左大臣の子息で五人衆のかしらである馨が言いました。


 


 亜梨沙は左京を御所の中の自分の部屋まで連れて行きました。


「亜梨沙、助かったよ。もう少しで大変な事になるところ……」


 そこまで言って、左京は亜梨沙が激怒している事に気づきました。


「あんたっていう人は、私という者がありながら、あんな惚けた女にうつつを抜かして!」


 亜梨沙は口から火を吐きそうなくらいの形相です。


 左京は少しちびりました。

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