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司、改心する

 御徒町一族は光源氏の君の血を引く由緒正しき家柄で、美女揃いでもあります。


 師匠である安倍あべの成親なりちかに諭されて、つかさはようやく左京を呪うのをやめました。


 結局左京は助かってしまったようです。残念だと思う地の文です。


「何だと!」


 意識が朦朧としているにも関わらず、きっちり地の文に切れる左京です。


「さ、参りましょうか」


 成親が司を促しました。


「はい」


 司は力なく項垂れたまま、成親と共に樹里の邸を立ち去りました。


「ありがとうございました」


 護は深々と頭を下げて、成親を見送りました。


「父上、しっかりなさいませ」


 まだ朦朧としたままの左京を布団に寝かせて、護は声をかけました。


「ううう……」


 左京はうなされるような声を発して、パッと目を開けました。


「私は一体……?」


 若い女と契っていたはずが、それが夢だったと知って、がっかりする左京です。


「違う!」


 図星を突かれ、焦りまくって地の文に切れる左京です。

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