9月3日/侑eyes これからの行動
ー君の魂に抱かれてー(きみのこころにだかれて)
この作品はフィクションです。
登場する人物・団体・地名・事件・世界設定などは全て架空の物であり、
実際の物とは一切関係ありません。
初めて読む方は、本編からご覧ください。
ーboy and girls' aspectsとは?ー
このモードは主人公の視点ではなく、
君の魂に抱かれての主人公以外の登場人物の視点です。
これにより、より世界観がわかりやすくなります。
※目次の場合、下に行くほど時間が最新です。
俺達はこの世界のことについて激論していた。
此処が何処なのか、なぜ殺し合うのか、
「今はこれからの『ファーゼストクンパニアン』の行動について考えよう」
粢先輩は話を切り替える。
皆の視線が先輩へと行く。
「そうだな……まずはこの後の行動だな」
蒼生先輩は気持ちを入れ替えている。
俺達は何処に向かって進めばいいのか?
どうあるべきなのか?
「これからの『ファーゼストクンパニアン』行動……」
俺はそれを口にする。
この世界は殺し合いが起こっている。
俺の案は決まっている。
安全な所へ行く。
それが、善悪かはわからない。
「桜凛市から出ましょう」
そう俺がいった瞬間、俺の脳に潤と美唯の顔が浮かぶ。
胸が痛み出す。
この桜凛市を出ることになるのか……。
「私もそれがいいと思う」
粢先輩も俺の意見に賛同してくれた。
思い出深い桜凛市。
そこが、今では戦場だ。
「俺も、かな?」
聖夜は惜しみながらもそういった。
「そうね……それが一番…。。。」
「うぅ~なんだか寂しいねぇ~」
聖夜、菜月、奏笑は抵抗があるようだ。
きっぱりとなんて捨てられない。
それが、思い出の場所だ。
「安全な所に行くのがベストかもな」
「桜凛市の外が安全ともいえないけどね……」
蒼生先輩と緋咲のいう通りだ。
桜凛市の外が安全とは言えない。
だが、桜凛市よりは遥かに安全だ。
「桜凛市からの脱出……」
粢先輩はファーゼストクンパニアンのメンバーに視線で問いかける。
皆はゆっくりと頷く。
皆の心が一つになった。
全員同時にその場に立つ。
俺達7人で作っている円の中心に全員右手を突き出す。
そして、同時に――
「We have the brilliant future!!!!!」




