表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の魂に抱かれて  作者: 皐月-Satsuki-
boy and girls' aspects
117/136

9月5日/侑eyes    緋咲の武器

ー君の魂に抱かれてー(きみのこころにだかれて)


この作品はフィクションです。

登場する人物・団体・地名・事件・世界設定などは全て架空の物であり、

実際の物とは一切関係ありません。

初めて読む方は、本編からご覧ください。



ーboy and girls' aspectsとは?ー


このモードは主人公の視点ではなく、

君の魂に抱かれての主人公以外の登場人物の視点です。


これにより、より世界観がわかりやすくなります。


※目次の場合、下に行くほど時間が最新です。



暫く俺たちは森の中を歩き、ようやく拓けた場所まで辿り着けた。

視野が非常に悪い影響で、ここまで辿り着くのに何人が転んだことか……。

特に奏笑が一番転んでた。俺だって危なかったけど……。


「ファーゼストクンパニアン、第何回かは忘れたが会議を始める」


円状に座る俺たちの中心には焚き火があり、そこから放たれる赤黄色の光が俺たちの唯一の灯りだ。

一つ灯りがあるとこんなにも明るいんだな……。


「桜凛高校の生徒を殺さなくては世界は終わる……もう、その時は近い」


粢先輩はあの少女が発していた言葉を代弁するかのように言った。

『桜凛高校の生徒を殺さなくては世界は終わる』

これはどういう意味だ?

俺たちを殺さなくては世界が終わる?

すると、疑問を払拭するかのように蒼生先輩が口を開いた。


「ヤツの言っていたことが事実とは限らない。が、今は事実と仮定しよう」


俺も頭をフル回転する。

が、不吉な予感が頭の中をグルグル廻るだけだった。

と、粢先輩は――


「なら、ヤツが言っていた『世界の終わり』とは何なんだ?」


「恐らく、この異世界の終わり・・・・・・・と考えていいだろう」


蒼生先輩の言葉が正しければ、

俺たち、桜凛高校の生徒を滅ぼさなければ、この異世界は終わる。

俺は考えも纏まらない内に口を開いた。


「なんていうか……桜凛武装高校の生徒は時間に追われてる気がするんですよ」


何気なく、そして誰にもなく言った俺の一言に、蒼生先輩はハァッとする。


「侑氏の達見と俺の考えを重ね合わせると……」


「もしかすると、この異世界はある時点まで達する・・・・・・・・・と終わるかもしれない」


蒼生先輩がこの異世界の真実へと迫って行く。

すると聖夜が威勢よく言葉を上げた。


「なら俺たちはその世界の終わりまで生き残れば……!」


そうか!そこまで生き残れば俺たちは元の日常に帰れるのか!


「それは理に適っていないんじゃないか?」


「ある時点まで達すれば異世界が終わるのなら、私たちが戦う意味はない」


確かに粢先輩の言う通りだ……。

まだ考えが纏まっていないのか、蒼生先輩は困った顔で口を開く。


「俺もそこが気掛かりなんだ。 ヤツは明らかにこの世界の終わりを望んでいなかった」



―桜凛高校の生徒を殺さなくては世界は終わる……もう、その時は近い―



武装高にとって異世界が終わるのは都合が悪い。

だから限られた時間までに俺たちを倒さなくてはならない。

纏めてみたが、明らかにおかしい。

俺はそのまま発言に出た。


「武装高にとって異世界が終わるのは都合が悪くて、だから限られた時間までに俺たちを倒さなくてはならないって、あまりにもおかしくないですか?」


俺の言葉に全員が唸り、黙ってしまう。

聞こえる音は、火が燃えている音だけだ。

どれが妄信でどれが事実なのかさっぱり解らない。

暫く続いた静寂を破ったのは緋咲だった。


「根本的に何かがズレてない?」


……何かが根本的にズレている。

あらゆる考えを纏めてみるが、どうしてもそこには矛盾が生じてしまう。

確かに根本的にズレている気がする。


「ならぁ~、あの娘が言ってたのはウソってことぉ~?」


奏笑の言葉に蒼生先輩は、


「根本的に違うのなら、今の情報ではそれしか考えられないな……」


あの蒼生先輩でも頭を悩ませている。

そう簡単にはこの異世界の真実には辿り着けないということか……。


「だが、あの状況……何より、あの表情で偽りを言っているとは思えない……」


俺も一度も、少女の言葉を疑う時はなかった。

あの真っ直ぐな眼……使命の為に命を賭けて戦う姿。

そんな少女が偽りを言っているとは思えなかった。


「今ある情報で解明できるのはこれぐらいだな」


ため息混じりにそういった蒼生先輩。

確かに、これ以上の解明は溝を深めるだけだ。


「そうだな。それ以上の追求は止そう」


粢先輩もそこで話を打ち切った。


「しかし、あの少女は強かったな」


粢先輩はあの戦闘を思い出したのだろうか?

確かに素人の俺から見るにもかなり強かった。

もしかしたら粢先輩のより上の領域をいっているかもしれない。


赤瀬川あかせがわ 麗那れいな。称号は『英傑えいけつ畢生超越アーカプラス』剣術科Aランク」


蒼生先輩が淡々と語りだした。

「赤瀬川 麗那」

それがあの少女の名前か……。


「やはり私より格上だったか……」


Bランクで現代剣術科の粢先輩。

粢先輩曰く、剣術科は素人では入れない。

現代剣術科に比べれば、遥かにレベルが高いのだ。

ただでさえレベルの高い剣術科のAランクということは、一騎当千の猛者。

ランクでは一つの違いだが、本当の実力はランク以上にかけ離れているという……。


「赤瀬川 麗那。身長166体重48。上から85、53、はちじゅう……」


「ちょっとアンタ知りすぎよっ!!!」


呪文のように彼女の全てを曝け出す蒼生先輩に、緋咲はツッコミを入れる。

緋咲の言うとおり、気持ち悪いぐらいに知ってしまっている。


「何を馬鹿なことを。戦術科は情報をとれだけ会得しているかでものを言うんだぞ?」


そうだったのか……。

すっかり蒼生先輩の人格を疑ってしまった。

なら、戦術科の人達は全員こんな感じなのだろうか。

恐ろしい集団だな……。


「嘉上 緋咲。身長157体重44。上からはちじゅう……」


「い、言うな―――――ッ!!!!!」


緋咲の大声音でスリーサイズは聞こえなかった。

だが「はちじゅう……」は聞こえた。

へぇ~、はちじゅうはあるんだ……。

着痩せするタイプなのだろうか?


「粢 璃桜。身長161体重47。上からはちじゅう……」


俺は蒼生先輩の言葉に無意識に聞き耳を立ててしまった。


「これ以上口走ると首が飛ぶぞ?」


蒼生先輩の首の前に、粢先輩が流星の如く抜いた刃先が向けてあった――!

さすがの蒼生先輩も脂汗が滲み出ているが、清ました顔をしている。

そして、粢先輩のスリーサイズを聞けなくて少しガッカリしている最低な俺がいた……。


「蝶野 菜月。身長158体重45。上からジャストはちじゅう……」


「何で知ってるのよっ!? あたしは武装高じゃないのにっ!」


この時、俺は蒼生先輩の人格を疑った。

夜な夜な調べてるんじゃないのか?


「ねぇ~ねぇ~、わたしのは知ってるのぉ~」


「新稲 奏笑。身長156体重44。上から81、48、83」


そ、即答っ!?

なんて広大な情報網だ!

すると何故か奏笑がいきなり泣き出した。


「うわぁ~ん! 緋咲ちゃんと体重同じなのに1cmチビだぁ~!」


体重が同じ緋咲より1cmチビという事実に、喚く奏笑。

自分で自分の身長を知らなかったのか……。

本人が知らないような事を良く蒼生先輩は知っているな。


「でも、バストなら緋咲ちゃんに勝ってるよぉ~! きっと……」


そう言い終ると、奏笑は緋咲の胸を見つめる。

見た目では奏笑の方がありそうだ。

って、なに俺も見てるんだよ……。


「2cm緋咲が勝っている」


「地味にあたしのを暴露するな―――――ッ!!!!!」


「う、うわぁ~ん! バストでも負けたぁ~!」


「残念だがスタイルは全て緋咲が凌駕している」


「う、うわぁぁぁ~~~ん! そんなぁ~! お、お嫁に行けないぃ~!」


……緋咲にスタイルで負けるとお嫁に行けないのか?


「そうだよねぇ……、緋咲ちゃんに全て負けてるわたしなんてゴミの日にポポいのポイッだよねぇ……」


奏笑がアニメのように泣き目になる。

別にスタイルが負けててもお嫁に行けなかったり、ゴミの日にポポいのポイッはないだろう。

それとも、武装高の暗黒のルールなのだろうか。


「ゴミの日にポポいのポイッするときは、せめて燃えないゴミの日に……」


「ちなみに一番スタイルが良いのは粢氏だ」


華麗に奏笑がスルーされた。

すかさず菜月が奏笑を慰めている。


「ほ、本当かっ!?」


粢先輩が歓喜を上げる。

やっぱり粢先輩か。

俺の眼に狂いはなかったようだ。


……俺はいつのまにそんな事を考えていたのか?


「粢先輩~!わたしを嫁がしてくださいぃ~!」


「だ、誰が同姓と交接するか! 」


「安心しろ奏笑! 俺が嫁いでやるぜ!」


聖夜が親指グゥ!っと突きつけ、ウィンクをする。

普通逆だろう。何で聖夜が嫁ぐんだ。

聖夜の性癖には驚くばかりである。


「ありがとう聖夜くん~! これでお嫁に行けます~!」


……。……。……。


もう話が解らなくなってきた。

聖夜が嫁ぐのにどうして奏笑がお嫁に行けるんだ?

お互い嫁いでどうするんだ……。

細かい所を言ってたら限がない気がした。


……それより緋咲に詳しいことを聞いてみよう。

生き残れば詳しく教えてくれると緋咲と約束したことだし。

俺は緋咲の所まで歩み寄り、傍らに腰を下ろす。


「な、なによ?」


「なによっじゃないだろ。生き残れば教えてくれるんじゃなかったのか?」


緋咲の武器は携帯。

しかも、その携帯から紐が出るという摩訶不思議なものだ。


「ああ、携帯の話ね」


緋咲は気が進まなさそうな態度を取るが、ポケットから携帯を取り出した。


「アンタも見たでしょ? 」


そういいながら緋咲は携帯の表面に手を置く。

すると、その携帯から黒いモヤモヤとした光が溢れ出した――

とてもこの世の光景とは思えない……魔術といった感じだ。

緋咲は携帯から手を離し――


「で、この黒いとこから紐刃ちゅうばが出るのよ」


黒いモヤモヤとした妖しい光りを漏らしている携帯の表面をツンツンと指差す。


「えっ?どういうこと?」


すると緋咲が――


「みゃッ!」


猫のように短く声を上げる緋咲。

その声は、力を入れているようにも聞こえた。


『ビシュゥゥゥゥウウウウウウウ―――――ッ!!!!!』


何も動かしていない携帯の表面から、空へ向かって紐刃が飛翔する――!

紐刃に意思があるかのように――


「ってこと。解った?」


俺に視線を合わせる緋咲。

そうしている最中も紐刃は未だに空へ飛翔している。


「どれだけその紐刃ってのは長いんだ?」


「さぁ? 測ったこともない」


再び力を入れた刹那、もの凄い勢いで紐刃が携帯へ吸い込まれるように収納されていく……。


「緋咲の携帯ってすごいな……」


こんな携帯が世の中にあったんだな。

さっきから驚くばかりだ。


「ああ、別に携帯は関係ないわよ。ただ使い勝手がいいから携帯を固有結界の入り口にしているだけよ」


「……こゆうけっかい?」


ああ、頭が真っ白になっていく……。

緋咲は何をいっているんだ……。


「どうしたのよ? そんな冴えない顔して見っともないわよ」


「固有結界ってなんですか?」


固有結界の入り口にしているから携帯から紐刃が出る???

俺には理解し難いことだ。

いや、誰にだって同じことが言えるだろう。


「固有結界は自分の身体自身に固有の結界を造ることよ」


説明されてもさっぱり解らない。

ただ自分が惨めに思えてくるだけだ……。


「どういう意味ですか?」


言語もついつい敬語になってしまう……。


「まぁ、つまり自分自身の中に結界を造るのよ。魔術で」


自分自身に結界を造る?


「固有結界は自分の好きなように造れて、私はモノを無限に収納できる固有結界を造ったの」


「まぁ、どういう固有結界を造れるかは魔術の強さに関係してるんだけど」


ああ、薄っすらと理解出来てきた。

つまり緋咲は自分自身にモノを無限に収納出来る固有結界を造ったんだ。


「つまり緋咲の身体は何でも収納出来るってことか?」


「出来るには出来るけど、二度と固有結界から取り出せれないけどね」


「え?それじゃ意味ないんじゃない?」


「一度収納したものは、定められた長さまでしか結界外から出せないように造ってあるの」


「だから紐刃も固有結界に収納してるんだけど、あれの長さは無限じゃないのよ」


ああ、なるほど。

定められた長さしか出せれないのか……。

つまり、緋咲の武器である紐刃は出すことは出来ても取り出すことは出来ないんだ。


「で、あとは魔術で固有結界の入り口を一時的に造れば、そこから固有結界に収納されたモノを出せるってわけ」


「ああ!さっき見せてくれた黒いモヤモヤか!」


「黒いモヤモヤって……まぁ、確かにそうだけど」


なるほど!

あの黒いモヤモヤが緋咲の固有結界の入り口なんだ!

だからあの入り口から紐刃が出るのか。


「固有結界は自分自身の中にあるから、自分の意思と連動してるのよ」


「い、意思と連動?」


「だから固有結界の中にあるモノも自分の意思と連動していて、自分の意思通り動かせるってわけ」


全てを語り終わり、満足気に微笑む緋咲。

ただ、紐が携帯から出てるんじゃなくて、裏にはこんな事実があるなんてな……。

そう思った俺にあの時の光景が蘇った。


「そうか! 紐刃に緋咲の意思があるからあの時、紐刃だけでは不可能な動きも出来たんだ!」


俺が言ったあの時とは、緋咲が粢先輩を助けた時だ。

紐刃が赤瀬川 麗那という少女に軌道を変えられ通り過ぎ、緋咲は何も動かしてもいないのに軌道が変わるはずがない。

軌道を変えたのも全て緋咲の意思ってことか。


「まぁ、あたしは持久力と集中力がもたないから、あんまり紐刃は操らないんだけどね」


そうか……。

自分の意思で動くということは、相当な集中力と持久力が必要なんだ。


「いつもはどうしてるんだ?」


「いつもはただ紐刃を伸ばして、自分の腕で操作してる。 本当に追い込まれた時しか操らない」


なるほど……。

緋咲はすごい武器で戦っていることは解った。


「いやぁ~、なんか良くは解んないけど、とにかく凄いってのは理解出来た」


「まぁ、所詮私はGランクだから」


「いや、ランクなんて関係ない。 俺は凄いと思うよ」


「あたしだってランクなんかどうでもいいわよ」


俺は軽く緋咲の肩をポンッと叩き、立ち上がった。

さぁ、向こうは随分と盛り上がってるな……。


「粢先輩っ! 何なにやってんですか?」


俺はこの場から粢先輩に呼び掛けをしてみる。


「おお、侑か! 焚き火が生きてる間に夕食の準備をしようと思ってな」


なるほど、だからこんなに盛り上がってるわけか。


「侑っ! 今夜はパーティーだ!!!」


聖夜の威勢良い声が聞こえてくる。


「投入~!」


「ま、待て! 奏笑氏! それは違う!」


「奏笑ちゃん! それは……」


何かを投入しようとした奏笑に蒼生先輩と菜月は忠告するが……。

だが、とき既に遅し。

奏笑が何かを投入した瞬間、火は火柱の如く空へ舞い上がる――!


「「「「「うわぁあああああああああああああああッ!!!!!」」」」」」


調理場?いや焚き火……いや、火柱と化した焚き火から多数の悲鳴が聞こえてくる。

俺は呆けた面をしてその光景を見る。

アイツ等は何をしてるんだ?

何がやりたかったんだ?


「一旦、離れるぞっ!!!」


舞い上がる炎の中から粢先輩が出てくる。

それにつれ、中に全員が出てきた。


そして、粢先輩は名残惜しそうに火柱を見つめる。


「これではキャンプファイヤーじゃないか……」


キャンプファイヤーより凄まじいかも知れないが……。


「緋咲! お前の固有結界の中に消火器はないかっ!?」


蒼生先輩は珍しく緋咲に助けを求める。

ああ、蒼生先輩も緋咲のことはやっぱり知ってるんだ。


「そんなもんあるかッ!」


「なぜだっ!? お前の固有結界は何でも入るだろ!?」


「あたしは青い猫型ロボットかッ!!!」


ああ、あの国民的アニメか。

俺も毎週、欠かさず見て、欠かさず毎週涙を流してるぜ。


でも、緋咲の言う通りなら固有結界には何でも収納できるらしい。

出せるが取り出せれないらしいが……。


「まぁ、良いじゃないか蒼生」


粢先輩がポンッと蒼生先輩の肩を叩く。


「雨が降れば水浴びを楽しめ」


粢先輩が妙な口調で語りだす。


「焚き火が火柱と化せばキャンプファイヤーを楽しめ」


それは誰が後世に残した格言だろうか?

恐らく、粢先輩しかいないだろう。

いや、今思いついたんだろう。


「待て待て粢氏、火柱をどうやって楽しめばいいんだ?」


「行くぞっ!!!」


粢先輩が火柱に向かって駆け出す!


「My going―――ッ!!!」


テンションが高すぎて思わず横文字が飛び出した聖夜。

そして、聖夜も粢先輩の後に続く……。


「ああ、わたしもたのしむぅ~!」


元凶者の奏笑も駆けて行った……。


「あ、危ないって奏笑ちゃん!」


奏笑を追っていく菜月は事実上、火柱へ駆けて行った。


「あははははははっ! 俺も行くぜ!」


蒼生先輩っ!? あなた最近洗脳されてますよっ!?

最初、あなたは俺と同じ志だったのに!


取り残されたのは、俺と緋咲の二人。


「緋咲、一応俺たちも楽しむか?」


「楽しむってどうやって?」


俺たちは無言で粢先輩達を見る。

楽しんでいるというか、必死に消火活動をしているだけに見える。


「ああ、粢先輩は消火までも楽しくこなす凄い人だな」


「まぁ、ねぇ……色んな意味で凄い人よ」


粢先輩はポン刀を火に振りかざしているが、あれも消火活動なのだろうか?


「消火なら手伝いに行こうか」


「はぁっ、しょうがないわね」


緋咲と俺も火柱へ近づいていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
投票は終了しました。多くの投票ありがとうございました。
君の魂に抱かれて キャラクター人気投票
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ