10・ハイキング・ファインディング
訂正や! マインの頭部には角がありましたが、色々と考えて、耳に変更しました。
イメージ的には、昔日曜日の朝やっていた、ドラゴンのアニメの、ドラゴンの耳みたいな感じで…。
森を歩いているマイン。その肩には古びた鞄が掛けられていた。野草等を採取する為の鞄である。尚これは建物内にあった物である。
「そういえば結果的に、この森って僕の生まれ故郷なんだよね~…んんっ? そういえば僕ってこの姿でこの森に居たけど、普通何らかの生物に転生していたら、卵からスタートが普通だけど…まあそういう事もあるか」
前世で見たラノベの転生シーンではそうであるが、これは現実の為、そう解釈をした。
「しかし…平和だね…」
マインの歩いている森の中は平和であり、とても魔物が居る様な様子は感じられない。
「日本に居た時にテレビで見た、森林を歩くシーンがあるけど、あれと同じくらい穏やかだ…」
呑気に鼻歌を歌いながら、マインは森の中を歩いて行く。
※ ※
「…これ…食べれるの?」
マインの手に持っているのは、やや得体の知れない紫色の茸。
『ムラサキモリダケ。見た目に反して、美味であり毒性は無いです』
アヤメがそう紫色の茸の説明をする。
「うんじゃあ…採取ね…」
薄気味悪さを感じながらも、鞄にしまうマイン。
「あっ! じゃあこれは大丈夫でしょ?」
そう言って今度取ったのは、明るい茶色の茸。
「ホラ此れ、何処となく椎茸に似ているし♪」
『モウドクツチダケ。非常に強い毒性を持っていて、食べた場合は、腹痛、吐き気、下痢、嘔吐、幻覚、意識障害をもたらせ、最終的には死に』
ブンッ!!! ボォウ!!!
アヤメの説明を聞き終わるより先に、マインは茸を空高く投げ捨てて、更に『ファイアボール』を撃ち込み焼却処分を行った。
「…危ねぇ…トラップキノコじゃん…某配管工の紫色のキノコよりやばい物だった…」
見た目だけで判断してはいけない、そう思ったマイン。
その後もアヤメのサポートの下、食べれる茸や木の実を集めたのだが…。
「…アヤメのサポートで集める事は出来たけど…」
地面に置かれたカバンいっぱいに詰まった茸や木の実を見て、不安げに呟くマイン。その理由が入れられた木の実や茸は、九割方が毒々しい見た目をしていた。
「アヤメが嘘を言う理由は無いとして、本当に食べれるのこれ? どう見ても『私、毒入っているアルよ(何故か中華風)』って、全力で主張している様にしか見えないんですけど…」
そう言って、木の実を一つ取り上げる。
「此れなんて、見るからに毒々しいけど…本当に大丈夫なの?」
『アオミカミンは栄養豊富です』
「栄養豊富でも味が死にたくなる程不味かったら、悲惨以外の何者でもないよ」
そうため息交じりに言った時であった。
「ウゥゥゥ…」
「!」
妙な唸り声が聞こえて振り返ると…三匹の狼の様な生物が居た。
次回はマインの、初の戦闘やな。
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