合流シーン(1)
【キャスト紹介】
キャスト①
リコリセッタ・ペサディーリャ(愛称リコ)
出身:転生者
IGR/エレメント:悪役/貴族
チートパワー:《幻像の思い出》《おねだり》《バツ能力》
特技:《ドタバタアクション》《リッチ》
得意技能:<当身><乗馬><追跡/逃走><威圧>
不得意技能:<説得><隠密>
【身体】40 【感覚】32 【知力】35 【意志】38 【魅力】35(アイテム補正込) 【社会】40
F.C内では陰気で怪しい不健康な見た目の見るからに悪役な貴族令嬢。
とある不良中学生男子は、何の因果か彼女に転生してしまった。
基本的には令嬢として振る舞っているつもりだが、
ときどき(?)うっかり前世の言葉が出てしまうことも。
キャスト②
ルイ
出身:現地人
IGR/エレメント:モブ/近侍
チートパワー:《万能》《奥義開封》《影武者》
特技:《戦闘訓練》《かばう》
得意技能:<隠密><近接武器><魔法機械操作><調査>
不得意技能:<乗馬>
【身体】38 【感覚】50 【知力】39 【意志】35 【魅力】31 【社会】32
リコの家、ペサディーリャ家に仕える騎士の子どもであり、リコの乳兄弟。
リコのことは主というよりも、手のかかる妹といった様子で見ている節がある。
元は名前のないモブ従者であり、
元のキャラからしてある意味やりたい放題だった彼女に付き従い、
そのやりたい放題を支えていた優秀なモブ。
主に対してやや毒舌気味だが、忠節心は本物。
キャスト③
セプテム・ウラガール
出身:転移者
IGR/エレメント:不在/マオマオ
チートパワー:《前世世界の記憶》《グリッチ活用》《スーパースマホ》
特技:《インテリゲンチャ》《調達》
得意技能:<回避><観察><抵抗力>
不得意技能:<当身>
【身体】36 【感覚】38 【知力】45 【意志】39 【魅力】30 【社会】29
前世世界からやってきたのに、気がついたら猫耳と尻尾が生えていた転移者。
困惑しつつも前世世界で培った知識を使ってこちらでたくましく生活してきた。
間延びした喋り方と人をからかうような態度をとることが多く、
なかなか本心を見せることはない。
ちなみに本名は浦賀七雄。
GM
これで全てのオープニングは終了しました。情報収集シーンに入るその前に、本シナリオにおける情報収集について注意点をご説明しておきます。
(1)情報項目は多いですが、全て調べる必要はありません。というか、シナリオギミック上、調べきれないようになっています。周回プレイや、他の人のリプレイ鑑賞などをする際の楽しみの一つにしてください。
(2)情報収集判定の回数や、項目によってイベントが進行したり、ルートが変更になることがあります。
(3)情報項目で得られた情報を用いれば有利になるギミックもあります。ですが、情報を取り逃したらクリアできなくなるわけではありませんので木を楽にして下さい。
以上です。では、どうぞ。
セプテム
少なくともルイくんとは合流したいッスね。先生に頼まれたものの、『ボク』とブレーズは接点がないんだろうし……
ルイ
私は基本的にリコ様と一緒にいます。敢えて離れたところで会うとかではない限り、リコ様とも合流、でいいでしょうか。
リコ
こちらには合流を断る理由はないね。
セプテム
そもそもルイくんと合流したかったらリコ様を探した方が効率がいいッスからね。リコ様の方が目印になるでしょうし。
というわけで、情報収集シーンに入る前に合流シーンをやりたいッス。
GM
はい、わかりました。
セプテム
じゃあ、リコ様に声をかけますね。
「御機嫌よう、リコリセッタ様。こうしてご挨拶するのは初めてですね~。ボク、自治会役員のセプテム・ウラガールといいます」
リコ
そうそう、自治会っていうのは生徒会と同じって考えていいの?
GM
はい、そうですね。とはいえ、我々が学園モノで考えるような生徒会とはちょっと違います。生徒会は複数ありまして、我々になじみのある言葉で言うと政党のようなものらしいです。
セプテム
あ、じゃあ、正確には『ナントカの会』みたいな、その会の名前をを名乗るべきッスか? まあとりあえず、今はいいやw
リコ
前世の記憶からすると、こういう人たちに話しかけられる=何か注意されるのだろうと察して身構えちゃうかな。
「あら、何の用かしら」
とはいえ、表には出さず平然を装っているよ。今は頭をフル回転させて煙に巻く方法を考えている。
GM
リコさんとセプテムさんは、それぞれ転生者と転移者であり、経緯が異なるとはいえ、前世世界の記憶を持つ者同士です。
そのため、お互いに何となく前世世界のことを知っているのではないか、ということを察知します。
セプテム
「あはは、そんなに身構えないでくださいよ~。仲良くしましょ、同郷のよしみです」
最後の一言を意味ありげに強調ッス。
リコ
ピンと来るものがあるけど、ルイくんの手前、同郷の意味を聞き返すことはできないかな。
でも、予想していたのとは違うアプローチだったので今度は動揺を隠しきれない。
ルイ
「あの、セプテム様。我が主は、見た目よりも繊細ですので、あまりいじめないでくださいね。問題行動に心当たりはありすぎるくらいですが」
リコ様が困っていそうなのを察して助け舟を出しますが、助け舟になっているのだろうかw
セプテム
「ああ、ルイくん、ボクはむしろ君に用事があったんですよ。キミはブレーズ・ヤン・ミーくんと仲がいいですよね?」
なんかこう、異様な動きでずずいっと距離を詰めます。
ルイ
予測できない動きということですか?w
「え……は、はい、まあ……」
『フラグ:忠義』をとっていましたが、やり辛いですねw
リコ
「ブレーズ……? それってドミニクと仲が良かったって噂の?」
セプテム
「おや、リコリセッタ様もご存知ですか? ボクは、ちょーっとリシュアン先生に頼まれごとをされてるんですよ~。リシュアン先生っていうのは、ブレーズくんの担当教師なんですけどね。ルイくんは知っていますよね?」
こんな感じで結構グイグイと知ってる情報というか、ハンドアウト記載の内容やオープニングの様子を二人に公開するッス。
「ボク個人としても、とーっても心配してるんですよ~」
胡散臭そうに言いますw
ルイ
「リシュアン先生が、ですか。正直先生がそのように生徒を気にかけているのは少し意外でしたが、ブレーズはそこまで心配されているんですね……」
こちらもオープニングで得られた情報を共有しますが、ブレーズの名誉のため、ドミニクの名前は伏せておきます。
「幼馴染との人間関係に頭を悩ませているようです」
リコ
思い当たることがあったので口を挟んでおこう。
「その幼馴染ってドミニクという名前じゃない? 噂になっているわよ」
と、こんな感じでオープニングの情報を共有しておくね。
「ドミニクは最近フランシス王子と仲良くしているということだから、そのことで悩んでいるんじゃないかしら? ドミニクとフランシス王子を引き離せば、きっとブレーズの悩みも晴れてうまくいくわよ」
ルイ
「ドミニクがフランシス王子と結ばれないからといって、ドミニクがブレーズと一緒になるかというと別の話のような気がしますが……」
セプテム
「どうなるにしても、勉学に身を入れてくれないとボクとしては困るな~。もしドミニクがいい子じゃないとしたら、二人がくっつくのは不安じゃないですか? 悪の道に染まったりしたら大変ですよ」
リコ
「あたしが直接ドミニクと話したわけではないけど、あまりいい噂は立っていないようね。あたし自身も、私情込みだけどいい感情を抱いていないわ」
と、ここからは独り言を言う感じで。あ、でも二人に聞こえていてもいいよ。
「彼女が王子とくっつくと、あたしが破滅してしまうから、それだけは阻止したいのよね……」
ルイ
GM、前回のセッションのことを踏まえて、ミリアリアとフランシス王子を接触させてはいけないという命令を今でも守っていることにしてもいいですか?
GM
はい、地続きのお話と考えてくれていいですよ。
リコ
それなら、前回の<<幻像の思い出>>で見た、『フランシス王子とミリアリアを接触させたら破滅する』と危機感が継続していると考えたいね。正確にはミリアリアだけでなく、フランシス王子と女性主人公にあたる人物がくっつくとマズイ、と。
それならいっそ、フランシス王子とリコがくっついてしまえば安泰だろうと考えている。そういったある種打算的な想いをフランシス王子に寄せている。これが、『想い人』の真相だ!
ルイ
ルイとしては、フランシス王子と自分以外の他の女性をくっつけたくないんだな、ということは察していましょう。破滅するっていうのは、あまり真面目に受け取っていなさそうですけれど。
リコ様とフランシス王子がくっつくかについては、天地がひっくり返りでもしないとあり得ないだろうなと思っておきますけどw
セプテム
ルイさんはリコ様を他の人にとられたくないだけなんじゃないんスかね? と、セプテム目線では感じるので、ニヤニヤしてますw
「三人の最終的な目標は完全に一緒ではないにせよ、力をあわせることでそれぞれの目標は達成できるんじゃないですか~?」
ルイ
「そうですね。分からないことや、気になることは多いですから、ひとまずは情報収集をしましょう」
GM
ルイさんが言ってくれたことですし、各々情報収集シーンに行きましょうか。
皆さん情報共有してくれたことですし、他の二人のシーンで取得した情報項目を調べにいってもいいですよ。
リコ
あ、その前に、さっきのシーンで『フラグ:偽装恋愛』を立てておくね。一応、フランシス王子に対して。