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校長先生のつまらない話があまりにも長すぎて眠くなるシチュエーション

作者: みなもとあるた
掲載日:2021/09/25

えー、生徒の皆さん、お早うございます


皆さんが静かになるまで3分かかりました


今日は入学式という大切な日でありながら、3分間という貴重な時間を失ってしまったのは大変なことです


新入生の良きお手本となれるように、次からは気を付けましょうね


ところで、3分と言えば皆さんは何を思い浮かべるでしょうか


私でしたら、まず最初にカップラーメンを思い浮かべますね


私が小さいころに発売されたカップラーメンですが、登場した当時はその画期的なアイデアにみんな驚いていました


あんな乾いた麺にお湯を入れるだけでちゃんとラーメンになるなんて、当時は信じられませんでしたからね


話は戻りますが、どうしてカップ麺は3分待つものが多いんでしょうか?皆さん知っていますか?


実は、1分で出来上がるカップラーメンも作ろうと思えば簡単に作れるそうなんです


ただ、1分で出来上がるカップラーメンはお湯を吸い込むのが早い分、麺がすぐ伸びてしまうんですね。だから開発するのが大変なんだそうです


それに1分待っただけでは入れたお湯があんまり冷めませんから、さあ食べようと思ったときにスープがまだ熱くてやけどしてしまう人が多いんだとか


ちょうど今日みたいに暑い日には、ちょっと大変ですよね


やっぱり何事も忍耐が大事。大器晩成とも言いますし、何事も早ければいいという訳ではないんです


ちなみに、皆さんは大器晩成という言葉の意味を知っていますか?


大器という言葉は大きな器という意味で、晩成という言葉は完成するのに時間がかかる、という意味なんです


つまり、優れたものや偉大な人物は最初から素晴らしいのではなく、そうなるまでに長い年月がかかるという意味の言葉なんですね


ただ、今の時代ではそう言っていられないかもしれません


現代の日本では、早ければ小学校から受験戦争がはじまります


良い大学に通うためには、こんなに早くから受験勉強を始めないといけないんですね


昔だったら、小さいころに多少勉強が出来なくても大器晩成型だから大丈夫、なんて言い訳が通用したかもしれませんが、今の時代は違います


大事なのは、小学生の時から少しずつ地道に学力を積み上げて行くことなんです


だから今の社会は大器晩成を目指すのではなく、幼いうちから大器になっておいて、成長するにしたがってさらなる大器を目指そう、という社会なんですね


皆さんもそんな言葉を胸に、日々少しずつ学力を積み重ね、将来は立派な人間になれるように心がけるようにしましょう


勉強に関することわざと言えば、蛍雪の功という言葉もあります


蛍雪というのは、漢字で書くとほたると雪と言う風に書きます


蛍の季節はもう過ぎてしまいましたが、蛍を見たことが無くても皆さん特徴は知っていますよね


そうです。蛍は光りながら飛ぶ虫なんですね


また、雪も月の光を受けて明るく光りますから、雪の降る夜は外が明るく見えるなんて現象もあります


ではなぜ、明るく光る蛍と雪が勉強に関係する言葉になっているのでしょうか?


それは、昔の人は蛍と雪の光を頼りに勉強をしていたからなんですね


昔は電気なんてものはありませんから、当然夜は真っ暗になります。そんな中で勉強をするためには、蛍や雪の光さえも利用してなんとか本を読むしかなかったんです


だから、そのくらい熱心に勉強に打ち込むことを蛍雪の功というのです


今の時代はいいですね。蛍がいなくても雪が降っていなくても、電気を付ければすぐ明るくなる。だから皆さんは、電気のおかげで夜でも快適に勉強ができるんです


それだけではありません。今の時代は電気のおかげで暖房にも困ることがありませんよね


今日のような寒い日でも、電化製品という偉大な発明があるおかげで凍えないで暮らすことができる。これもすべて、蛍雪の功で勉強をつづけた先人たちのおかげなのです


だから皆さんもそのありがたさをかみしめて、快適な環境で勉強ができるということのすばらしさ、かけがえのなさを実感しなければなりません


間違っても、勉強なんてしたくない、という悪い生徒になってはいけませんよ


さて、そんな話をしているうちに、桜のつぼみがまた色づいてきましたね


一年というのは本当にあっという間です。皆さんが入学してきたのが、つい先ほどのように思えてしまいます


さて、今年はどんな新入生がやって来るのか、校長先生は今から楽しみです


それでは、卒業式開会の挨拶をこれで終わりたいと思います

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