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遠くにあるもの近くにあること。  作者: ササタニタクシ
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ある日の僕が作る夢の始まり

「間もなく一番線各駅停車…」


いつもと同じアナウンスが流れる。

それを聞くたびに僕は、いつも僕は、思ってしまう。

なんで電車なんか待っているんだろう。と


大学1年で少し違和感を感じていた。

周りの人と話が全く合わない。

ましてや、友達なのか、知り合いなのか、他人なのかの区別さえもつけなくなっていた。

そんな事を思って早くも5年という歳月が立ってしまった。

ここまで来ると自分というよりも、親に学費を出してもらっているんだから、卒業しないとと、思ってしまう自分もいた。

だから、このアナウンスも聞きなれて、自分の為なのかわからないのに電車を待つ意味とは?と思ってしまう。


元々僕は、田舎家イヤでそして、夢を叶えるためにこの東京という地の大学に入学したはずだった。

しかし、東京には、出てこれた。が、希望の大学には、通うことは、出来なかった。

心の底では、4年生の大学なんて行きたくなくて、専門学校に行って、やりたい事の勉強をしたかったが、いろんな人の反対に圧倒され僕は、川の水が流れる様に「Yesマン」になり、4年生の大学に通う事になった。

と言っても、1年留年してるから、5年生なんだけど。。


今日もこうして、電車に乗って、意味のないとわかりながら、電車に揺られ大学に向かうのだった。


その時の僕は、まだ知らない。

いつも時間、いつも電車、いつも風景。

いや、1つだけいつも違うということに。

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