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転生者は異世界を生きる  作者: 浅望
幼少期
6/11

5話 勉強

「アルス様起きてください。おっしゃられた本を持って来ましたよ」


  とカティアの声が聞こえてきたので目を開けると、本を10冊ぐらい持ってきてくれていた。


「えっと、ありがとうカティア。どの位寝てた?」


 こちらに一冊本を渡しながら、


「大体15分ぐらいですかね。あ、この本はこの世界の成り立ちと歴史が書かれています。お読み致しましょうか?」


 そんな事を言われたが不思議と読める。


「いや、いいよ何か読めるみたいだから」


 それを聞くと少し驚いたように


「アルス様はもう文字が読めるようになったのですか。もしかすると言語理解系統(げんごりかいけいとう)のスキルをお持ちになっているかもしれないですね」


 僕はそのスキルというのが気になり、どんなものかカティアに聞いてみた。


「スキルってなんのこと?」


 するとカティアは、


「スキルというのは、この世界におけるその人間個人に宿る本来の力を神々が使いやすくしたといわれているものです。しかしスキルは後からでも習得できる場合もあります」


 それを聞いてふと疑問が浮かび上がってきた。


「それじゃあ、もしかして職業みたいなのもあるの?」


「アルス様、ご明察です。職業は存在しますが、いろいろなものがあり、人それぞれです。その人に合った職がいくつか示されます。そこから1つ取り進化させていくような形です。転職もできますが、最初に示された職からしか変えられません」


「わかりやすい説明ありがとうカティア。あと貨幣の種類を教えてくれる?」


「わかりました。少し待っていてください」と言い部屋から出ていき、5分くらいしてから戻ってきて


「これがこの全界(ぜんかい)共通貨幣(きょうつうかへい)の全てです」


 と、言いながら10個の貨幣を差し出してきた。それを受け取り見ていてふと思った。


「ん?全界共通貨幣だって?」


「はい、この世界は5個の世界から成り立っていて、一つずつ世界を挙げていくと魔族が棲む魔界、竜族が棲む竜界、神族が棲む神界、そして私たち人族が棲む人界、最後に魔族、神族、竜族、人族と、学園世界トリニティに分かれておりおよそ30年前にこの4個の世界に人族が他の種族に戦争を挑んだのが始まりです。ちなみにこの戦争は全界戦争と呼ばれています」


「戦争を仕掛けた理由は何なの?」


「事の発端は人族が他の種族より優れていると主張し始めたからです。最初は人族が勝っていたのですが、やはり多種族は強く、人族が押され始めその時に、一人の人族が勇者として立ち上がり、3年間続いた戦争を和平に持って行きました。その時に魔族、神族、竜族、人族の四つの種族がその知恵と力を結集し、学園世界トリニティを作りました。その時に貨幣も統一されたそうです。ちにみに小さい順から木貨(もっか)石貨(せっか)銅貨(どうか)銀貨(ぎんか)金貨(きんか)人貨(じんか)竜貨(りゅうか)魔貨(まか)神貨(しんか)学貨(がっか)となっており十枚で一つ上の貨幣になります。単位はリルが使用されています。 木貨一つで1リルですね。あ、あとトリニティには人族はあまり入学できません。なぜならば単体で受ける試験が人族には難しくてクリアできないためです。人族の受験者は100人でも合格者は年に2,3人いるかどうかです」


 かなり情報量が多かったが、僕が子供という事もあるけどカティアの説明はものすごく分かり易いものでスラスラと覚られた。


「へぇ~そうなんだ。分かり易い説明ありがとうカティア。そういえば何か食べられるものってない?少しお腹が空いちゃって」


 お礼とお腹が空いたことを伝えると、


「わかりました。何か食べられるものを厨房(ちゅうぼう)で作ってもらってきますので少々お待ちください」

 といって扉から出て行ったので、さっき持ってきてくれた本を開いて読むことにした。

何か思いついたので書きました。

ちなみに

人界に棲むのは、魔力も身体能力も平均だが知恵や知識などでトップの人族(中にはメッチャ強い人もいる)


竜界に棲むのは、魔法があまり使えない代わりに身体能力に長けた種族


神界に棲むのは、神族と呼ばれる、魔力にて様々な奇跡を起こす種族


魔界に棲むのは、魔族と呼ばれる、魔力を破壊の力に使う事に長けた種族


そして精霊王をトップとし精霊魔法を得意とする精霊族


これからもたまによろしく~。

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