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転生者は異世界を生きる  作者: 浅望
幼少期
2/11

1話 目覚めの時

どうも初めまて、浅望(あさのぞ)です。本作品は、登録して初めての作品になります。一応現在中学1年なので投稿が遅れたり、誤字脱字があると思いますが、指摘してくださると嬉しいです。

 


「知らない天井だ」


 

 ラノベ知識がある奴なら知っているであろう定番のセリフを言いながら。目を開けると、豪華な装飾の施された天井が広がっていた。体を起して周りを見ると、中世にありそうな調度品が置かれていた。


「ここは病院なのかな?でも、病院にしてはなんだか豪華すぎる気がする」


 コンコン 「失礼します」


 ドアがノックされ、女性の声が聞こえた。入ってきたのは何と、メイド服を着た女の人だった。


 外見は20歳(はたち)くらいだろうか。肩くらいまで延びた黒髪、顔は整っておりそれよりも目を引くのは、とにかく大きい胸。全体的にスタイルもよく、アイドルや女優と言われても信じてしまうだろう。その人は僕を見ると傍に走ってきて信じれないことを言った。


「アルス様気が付きましたか、良かったです」


 (アルス様??僕の名前は霧雨遊真(きりさめゆうま)だったはずだ。そのアルス様っていうのでは、無いはずだ。)


 メイドさん(仮)に気になって聞いてみた。


「アルス?誰のこと?」


 自分で発した言葉が、思っていた以上に高く少し戸惑う。


「アルス様はアルス様ですよ」


「いや、それは答えになってないからね」


「まあ、あれだけ高い熱を出していましたから無理もありませんね。それでは私は、旦那様と奥様にアルス様がお目覚めになったことを報告して参りますので、失礼します」


 そういうと部屋を出ていった。そこで頭痛が(はし)った。そして沢山の情報が入ってくる。


「うっなんだ…これ?」


 そこでふと気が付いた。


「あれ、僕って…転生してる!?」


 今更ながら思ったアルスだった。


 そうこうしているうちに数分がたち、メイドさん(仮)は戻ってきた。桃色の髪の美人な人と、ダンディな蒼色の髪の人を連れて。


「アルス!!貴方のお母さんよ分かる?」


「まぁ落ち着けカルラ、それにしてもアルスよ、やっと起きたか、心配したんだぞ」


「まあ、ガルドったらこれが落ち着いていられますか」


「目が覚めたといっても、まだアルスは体調が万全じゃないだろう。少しでも寝ていてもらおう」


「…分かったわ。じゃあアルス安静にしてね。貴方、カティア行きましょう」と言い母さんは部屋を出ていった。


 ダンディな人もとい、父さんも「アルス、安静にしてろよ」と出ていき、残ったメイドさん(仮)

 改めカティアも「安静にしてて下さいね。アルス様」と言い出ていった。



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