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掌編小説集4 (151話~200話)

プッチ

作者: 蹴沢缶九郎
掲載日:2016/05/18

ある男が動物の遺伝子研究の第一人者である博士の研究所を訪れ言った。


「博士、この度は素晴らしい動物を生み出すのに成功したとかで…。是非とも博士の研究成果を拝見したく伺いました」


「それはわざわざ」


「ではさっそくその動物を…」


「そう焦ってはいかん。その前に、苦心の末生み出した新種動物の説明を簡単にしよう」


博士は新種動物の説明に移った。


「その動物は、鳥のように空を飛ぶが鳥ではなく、魚のように海を泳ぐが魚でもない。もちろん我々人間の部類でもなく、ライオンの勇敢さを兼ね備え、犬の従順さとイルカの知能を併せ持ち、姿はコアラやパンダに負けない愛らしさだ。今までこの地球上に存在しなかった全く新しいこの動物に、私はプッチと名付けた。そのプッチが…」


「博士、説明はその辺りで…。早くそのプッチとやらを見せてください」


「うむ、これからその話をしようとしていたのだが…」


と、博士は(はや)る男に言いづらそうに話した。


「実はカメレオンの擬態能力で三日ほど前から姿を消していて、ずっと探しているのだが…」

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