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第2章~訓練~

翌朝7時にアラームで目が覚める、いつもならこのまま学校に行ってと思うが、転校の手続きの都合でまだ学校には通っていない。全国のSKが集まる学校ってどんなところだろう?普通の高校生は諦めていたが、学校に行ける喜びは諦めていない西谷だった。


時間通りに訓練施設に到着、初めて来たのに昔と変わらない、西谷はこの感覚にまだ慣れていなかった、記憶は知っていても私が初めてという事が多すぎて。


施設には戦闘系、情報系の施設があり、個々のルナにあった訓練を受ける事ができる。

施設に入ると長谷川、荒川、片山の3人が既に集まっていた。

西谷は小走りで近づいて行く。

西谷を見つけた長谷川が

「これで全員だな、まずはシミュレータを使用し個々の能力を見せてもらう」

「その後、作戦会議を行う、では荒川から」

そう言われて荒川が無言でシミュレータに入って行く、中の様子は外のモニターで見る事が出来た、少しすると荒川の前に剣を持った男が現れる。

それを確認した荒川が右手を上げながら

「ステルスフィールド展開」

一瞬モニターが暗くなり徐々に明るくなっていく。

画面が明るくなると西洋甲冑を着た荒川が立っていた。

しかし西洋の騎士とイメージが少し違っていた、両手に大小違った盾を持っていた事である。

左手には防御用の大きな盾、右手には小さい盾の先に半剣が付いたものだった。

西谷は思った、防御型のSKだったのだと。

戦闘は荒川が押されている様に見えるが、ダメージはほぼ0で攻撃を受け又は受け流しながらの反撃で勝利した。

それよりも凄かったのが、敵が途中から2人になったが荒川も2人に増えた事だった。

西谷の記憶にも無い新しい魔法だった。

長谷川が出てきた荒川に

「聞いてはいたが、実際に見ると凄いな」

言われた荒川は少し照れながら「恐縮です」と答える。

長谷川はバインダーに何かメモをしながら

「じゃー次は片山で」

言われた片山は小さな声で「はい」とだけ答え中に入っていく。

さっきと同じように前には1人の敵がいて片山はフィールドを展開した。

そこに現れた片山は雪女を想像させる格好だった。

敵が片山に向かって動き出したのを確認した片山が、左手を開き前にだしながら

「詰みました」

そう言うと動き出していた敵が動かなくなった。

モニターを見ていた長谷川以外の2人が?と思った。

特に?の無かった長谷川がメモをしながら

「頭部の内部凍結によるルナの破壊で行動不可能ね」

それを聞いた西谷と荒川が声を揃えて

「えー」と叫ぶ

すると長谷川がニコッとしながら

「ルナの破壊もしくは敵DKの行動不能状態にすればOKだし」

「貴方たちも同じ事になったら終わりだからね」

西谷も荒川も確かにその通りと同じ事を思っていた。

終わった片山が出てきて涼しげな口調で

「長谷川さんの言う通りですし、なにより血を見なくて済むので」

その言葉に凍った空気の中、メモを終えた長谷川が

「じゃー最後は西谷で、ちゃんとジンに教わった?」

言われて西谷も慌てて「はい」と返事を返す。

部屋に入ると目の前に敵が現れた、昨日教わった事を思い出しながらフィールドを展開する、モニターでは暗くなったけど実際はそうではなかった。攻撃魔法と防御魔法とどうしようかと考えていると、スピーカーから長谷川の笑いの含んだ声がした

「西谷ちょっとストップ お姉さんは嫌いじゃないけどその格好は」

言われて自分の格好を見ると前の高校の制服姿だった。

全身にカーッと熱い物が込みあがり恥ずかしいの一言だった。

その様子を見た長谷川が

「まぁいいか、そのまま続けちゃおう、服はまた考えて来てね」

止まっていたシミュレータが動き出す、恥ずかしいなんて言ってられないと心に思いながら、教わって予習はしてきたけど戦闘は以外に難しかった、イメージしてそれを具現化する、その間に時間が掛かりすぎて何回か攻撃をかわす事ができなくて自分にイライラしていた。

それを感じ取ったジンが

「難しく考えないで、そこにあると思えばいい・・後は私が具現化する」そうジンが囁く。

西谷は「じゃー吹き飛んじゃえ」と思った次の瞬間シミュレータの半分ごと吹き飛んだのは言うまでもない。


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