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第2章~始動~

必要な記憶を取り戻した私はやるべき事をする為にここに来た。


JP-SAS関東支部地下会議室。

コの字型にならんだテーブルに男2名女3名がそれぞれの場所に座っていた。

少しして入ってきた長谷川が極秘と書かれた書類を配りそして席に座った。

「全員揃ったね、それでは始めようとしよう」

そう言った男は荒井・・・いや新浜一源にいはまいちげん長官である。

「今回JP=SAS再編に伴い新しいメンバーで作戦を今後行うことになる。」

続けて話をしたのが副長官の長谷川かおりである

「長官1つ質問が、メンバーはこれで全員ですか?」

片手を上げそう言った男は元中部支部所属の荒川良あらかわりょうである。

「そうだが不満かね」

特に表情も変えないまま新浜が答える。

「不満とかではなくて、この人数では」

そう荒川が言ったところで。

「しょうが無いじゃん、他の支部でも同じ状況なんだからさ」

一番端に座ってパソコンを操作している女が割って入る。

この女ヘッドフォンをしながら黙々とパソコンと睨めっこしている。

名前は中神なかがみライナ、関東支部メインオペレータである。

そう言われて荒川は黙ってしまう。

やれやれといった表情で新浜が口を開く。

「中神の言った通りで、3年前の戦闘で半数の仲間を失い今の状況となった」

「この関東支部でもチームとしての生き残り2名、戦死3名」

「正直JP-SAS全体でも人材の取り合いをしている」

「そこで各支部のチーム4名体制を決定し、編成を行いこのメンバーが揃った」

西谷は生き残りって私と中神の事なのは悲しい記憶の中でわかった。

当時は1チーム5、6名体制で行動をしていたし4名って正直辛い状況ではある

そんな事を考えていると新浜が。

「役割を決める、チームリーダーは西谷美由紀、戦闘リーダー荒川良、両リーダー補佐片山雪、そして通信中神ライナ、以上の4名で行う」

「え、チームリーダーなんて」

と慌てた西谷

「せ、戦闘リーダー?」

と意義のありそうな荒川

「はい、わかりました」

と、西谷の横にいて今まで声を出していなかった涼しげな顔の女が言う。

この女は元北海道支部所属の片山雪かたやまゆき、名前だけは記憶に残っていた。

通常、チームリーダーと戦闘リーダーは兼ねるものとしていたが、新浜の説明で今回は分ける事となり全員が納得していた。

西谷も納得しかけて、ふと思い出す。

「長官、私はリーダーなんてした事ないしできません」

そう言うと新浜がニコッと笑顔で

「出来なきゃ選んでないし、メンバーの中で関東支部の事一番知っているしね、まぁー人手も足りないし諦めてみてよ」

西谷はそう言われて少し考えて引きつった顔で答えた。

「いいでしょう、どうなっても知らないですからね荒井さん・・いや新浜長官」

ニコニコ笑顔の新浜がそれを聞いて満足そうに。

「大丈夫、ジンもいるし、心配なんてしてないから」

ジンの名前が出ると荒川がビックリした表情になり口を開く。

「西谷さんのルナはジンだったのか、生き残りの1人は貴方だったのですね」

西谷は生き残りと聞いて私では無いと言おうとしたが話が長くなりそうなのでやめた。

そのやり取りを見ていたニコニコ笑顔の新浜が

「お互いのルナの事もわからないと思うので、中神以外は明日の朝10時に訓練施設へ集合とする、では解散」

言われたメンバーそれぞれが「はい」と答え席を立つ

外された中神だけが2本指を立てて「了解っす」と返す。

西谷は初めて会ったけど相変わらずの中神と不思議な感覚になった。


JP-SASは国家防衛所属の非公式の組織である、何故か出入り口は全国展開しているコンビニになっている、支部管轄のコンビニであれば何処でも転送が可能。帰りは自宅近くのコンビニへ転送してもらう。組織の人やメンバーが何処に住んでいるのかは上層部の人しか知らないしお互い作戦以外の時は一般人なのだから。


帰る途中、友達からの励ましメールを見て泣きそうになったが、大丈夫だよみんなは私が守るから・・そう思いながら家路につく西谷だった。


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