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第5章~交差する想い~

美由紀と法亢の強い要望で立花の元妻に事情が説明されSASの保護施設に行くことになった。

元妻から法亢に立花の死を無駄にしないように世界を平和にして下さいと連絡があった。

それを受けて法亢は臨時ではなく正式にSASの一員になり、そして大事な人を同じく保護施設に送る決意をした。


薄暗い部屋の中に新浜がいていつものモニターとの会話。

「新浜君2つ目の魔具がSAS側に渡ったそうだが」

「これでようやくUDSと同等に近くなっただけなので問題はありません」

「しかし、その2名が、もし覚醒したらどうなるのかね」

「2名が覚醒する可能性はほぼ0に近い確立でしょう、それよりアリスがUDS側にいる事は我々のシナリオには無いですがゾーハの意思ですか?」

「アリスに関してはゾーハの意思ではない、UDSの単独の結果でしかない」

「いつまでも仮死とはいかないのでクリスタルの再生の再開を行ってもよろしいですか」

「新浜君の判断に任せる」

そう言うとモニターの画面が消え、いつもの様に長官室に戻る。

「今日は均衡って言わなかったな」と新浜はニヤッとしながらそう思い、アリスの件は間違いなくゾーハの意思だと確信した。

新浜は目を瞑り今後の事を考えていた。

しかし、とめさんが来たのは手違いだったな、まぁ魔具が手に入ったからいいか、

アリスを奪還するか、それともジェニをぶつけて相打ちにでもするか、

ダークソードよりも柳が問題だな、片山にはまだ使い道はありそうだし、

そして深いため息を新浜はついた。


司令室にジェニが乗り込んで来て新浜に

「おじ様UDSにアリス姉様がいたって本当ですか?」

「確かにいたけど、あれは洗脳されているね」

「アリス姉様が洗脳なんて信じられません」

「ジェニも気がかりだと思うが今は辛抱してくれないか」

「おじ様がそう言うなら、でも次にアリス姉様が来たら行かせて下さい」

「考慮するから持ち場に戻って欲しいのだけど」

「はいわかりました」

ジェニはそう言うと司令室から笑顔無く出て行った。

嵐の過ぎた新浜は頭を掻きながら「次はジェニをぶつけてみるか」と思った。


宿舎に入る事になった法亢の引越しの手伝いを美由紀はしていた。

法亢の荷物はそれ程多くなく美由紀と法亢の2人で十分持てる量だった。

引越しの途中長谷川から片山のガラス越しでの面会が可能になったと連絡が入ったので美由紀は法亢を誘い病院にお見舞いに行くことにした。

病院に行くと白衣とマスクを付ける様に言われ看護師に案内されて片山のいる部屋に着いた。

病室はガラス越しの治療室で片山は酸素マスクを付けている状態でベッドに横になっていた。

片山が目を開けて中の看護師と話をしているのを見て美由紀は嬉涙が止まらなくなった。

その様子に気づいた片山は包帯が巻かれた手を少し上げて手を振った。

美由紀は持ってきたノートに「一緒にネズミーランドに行くからね」と書いてガラス越しに見えるようにした、その後に法亢が次のページに「私も一緒に連れて行って下さい」と見せた。

その後に中にいた看護師が出てきて、2人に片山から「3人で行こうね、絶対に約束だからね」と伝えたれ面会は終了した。

宿舎に帰ると美由紀は支部待機で法亢には茨城方面に指示がでた。

法亢が移動をする時に美由紀に

「気をつけて召喚獣は影から」それだけ言い残し法亢は行ってしまった。


夜遅く美由紀にも出動の指示が出た。

場所は山梨にある湖でその周辺の調査だった。

指示された場所に行き特殊指定犯罪班2名と合流して車に乗り調査を開始した。


月明かりに照らされリュックを背負ったアリスは湖上を浮いて移動していた。

「ここが一番強い場所か」

湖のある場所に止まり感情の無い声で言うと両手を水面に着ける、するとアリスを包む泡が現れアリスごと沈み湖に消えてしまう。

30分程してアリスが浮き上がってきて泡を解き

「設置完了、次の計画に移行します」

そう言うと岸に向かって移動を始め、岸に着くとそこから見えるある工場に向かって歩き始めた。アリスが工場の敷地に入ろうとすると守衛が出てきたが「邪魔だ」と言いながら魔法で守衛を吹き飛ばしてしまった。


美由紀とジンに魔法を使った感覚が伝わって来た、美由紀はドライバーにその方向へ行く様に指示をして向かうと、工場の入り口に守衛が倒れていた。

美由紀は特殊指定犯罪班に支部への報告を頼むと工場の中に入って行った。


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