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第4章~それぞれの道~

「北海道支部より入電、小走り刑務所にUDSが出現、受刑者1名を連れ逃走中」

「SK含め死傷者多数でている模様・・映像着ました」

中神から報告を受けた新浜は「こっちに出してくれ」と言うと。

新浜の机のモニターに映し出されたのは受刑者の男を抱えた柳だった。

新浜が受刑者の詳細はと聞くと、中神は立花伊佐夫たちばないさお30歳、殺人で無期懲役が決まっていたそうです。

新浜は立花伊佐夫の名前を記憶とマッチングさせていたが見当たらなかった。

「中神君、受刑者の経歴を調べてくれないか」

そう言うと内線をOFFにした。


男が目覚めると体が何かに固定されていた、周りを見渡すと何かの実験室の様な場所で1人の男が目覚めた男を見ていた。

「誰だお前達は」そう男が言うと。

「私は橋本で立花さんに聞きたい事があってここに来てもらいました。素直に答えてくれれば生きて帰してあげるので」

立花はそう言われ「何を話せばいい」と答えると。

「では何年か前に立花さん達が海で見つけた幼虫とそれと一緒にいた生物の在りかを教えてもらえませんか」

橋本がそう言うと立花は目をギョッとさせながら

「何でその事を知っている」

「やはりご存知でしたか、あれは我々の所有物でして」

意地悪そうに橋本が答え、続けて

「何処に隠したのか、あるいは誰かに渡したか教えてもらいたいのですが、それと、その時の状況も覚えていれば」

男は少し体を震わせながら

「あれは船員の中に入り我々を次々襲っていった、運よく生き残った私はやってもいない殺人の罪で服役する事になったが、その後幼虫と生物の事はわからない」

橋本はそれを聞き終わると机から密封された小瓶を取り立花に見せながら

「なるほど、では直接聞いた方が早いですね」

立花の目に小瓶の中に蛭の様な生物が動いているのが見えた。

橋本は笑みをこぼしながら。

「これは人の脳が好きでね、もし脳内に幼虫がいれば居場所が無くなってしまいますね」

橋本が立花の耳の近くで小瓶の蓋を開ける仕草をすると。

「待ってくれ」とルナ間通信が橋本に入る。

「最初からそうすればいいのですよ」

そう言いながら橋本は小瓶を耳から遠ざけながら。

「お前の名前と魔具の在りかを教えてもらおうか」

「私の名前はリドイで魔具は海に捨てた」

それを聞いた橋本は小瓶を耳に近づけて

「捨てた?」

「ほ、本当だ、場所は覚えている」

「ではそこまで案内してもらおうか」

橋本はそう言うと小瓶の蓋を開け立花の耳に押し付けた。

「これは保険と言うことで」

すると小瓶の中にいた蛭が耳の中に入って行く。

「もし余計な事をすれば、こいつがお前を殺すだろう」


新浜は中神から貰った立花の報告書を見て悩んでいた。

海洋調査員で船の船員を全員殺した罪で無期懲役か、何故UDSがこの男を連れ出したのか?もしかしてNSK?もしNSKだったとして殺す理由が見当たらない。


荒川とジェニは担当エリアに法亢は自宅から通っていて宿舎には美由紀が1人でいた。

「ねぇ、ジンはどうやって地球にきたの?」

「私は仲間とカプセルに入ってこの地球にやって来た」

「それっていつごろの話なの?」

「地球の暦で1948年、UDSは1年早く来ている」

「SASにいる人達がその仲間って事?」

「後から来たルナもいるし未だ連絡がつかないルナも存在する」

「NSKの人達も同じなの?」

「来方は同じだが、考え方が我々とは異なり目的はそれぞれだ」

「例えば希美ちゃんの様に?」

「法亢の場合は他に目的があり、片山が復帰するまでの条件付でSASにいる」

「雪ちゃんは大丈夫なの?」

「再生に時間が掛かるが、大丈夫だろう」

「何故UDSと戦うの?」

「支配ではなく共存と言う道を選択してくれれば戦う必要は無い」

美由紀は気になっていた事を聞きながら夜は更けていった。


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