表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/32

第4章~再会の時、再戦の刻~

ジェイソン蜘蛛を倒した美由紀と片山は稲妻が来た方を見ると黒髪の少女が歩いて来た。

美由紀はその少女へ駆け寄りながら言った。

「ありがとうのぞみちゃん」

ここで片山は黒髪の少女は美由紀が言っていた「のぞみ」である事を認識した。

敵ではない事を確認した片山は2人の方へ近づいて行った。

3人が揃うとのぞみは

「こないだ手伝って貰ったお返しにきただけだし」

「それと、ここに来る途中にお仲間さんが沢山倒れていましたよ」

そう言い終わると同時にジェイソン蜘蛛の方から女の声がした。

「まったく使えないやつだな」

3人は声のした方を見ると、そこには顔は見えなかったが胸元をザックリ開けたライダースーツの女が立っていた。

その女が美由紀達に気づくと薄笑いを浮かべながら

「あんた達がやったの、まぁこの状況ならあんた達しかいないけどね」

そう言うと女は3人の方へ歩き出した。

3人が身構えると、ようやく女の顔が見えてきた。

「小娘3人だけで、この柳とやろうって言うのかい」

「久し振りの日本だし、いいわよ、相手してあげる」

柳と名乗った女は片手を前に出した、すると手の平に小さな薔薇の形の炎が3つ現れる。

「さて誰から焼かれたい、それとも纏めてがいいのかな」

柳がそう言うと片山のルナのクリスタルが慌てた様にルナ間会話をしてきた

「あいつのルナはブラッドローズだ、早くここから逃げるのだ」

その瞬間だった、柳が薔薇の炎にフッと息をかけると高速回転を始め勢いよく3人に向かって飛んできた、3人は各々の得意な防御魔法を作ったが具現化したとたん消えて無くなってしまった。

何が起こったか理解できない3人の目の前で炎が回転したまま止まり、そして炸裂して無数の炎の花弁になり3人を襲った。

美由紀は魔具の盾で防いだが全て防きれずその場で倒れてしまい、

のぞみは風の防御魔法を張るが消されてしまい、避けきれず後ろに吹き飛ばされて壁に激突して気絶してしまった、

しかし片山だけはその場に留まっていた。

片山は以前美由紀に見せた氷の柱の魔法である。

前と同じ様に氷の矢を構えていた、そして花弁が消えると同時にその矢を放った。

矢は柳に当たったと誰もが思ったが柳の顔の前で止まりそのまま床に落ちてしまった。

「あーいやだいやだ、なんか昔に同じ事をした女を思い出しちゃたな」

そう言うと柳は前髪を上げ1つの傷を見せながら。

「何年前だったかな・・北海道・・名前は確か・・そう片山冬美って言っていたな」

「傷付けてくれたから、ボロボロにしてやったけどな」

美由紀は片山冬美の名前を聞いてまさかと思った。

片山は肩を震わせ俯きながら震えた声で

「私は片山雪そして片山冬美は私の母」

それを聞いた柳がうざそうに

「あー親子揃ってストーカーかよ、同じ様にボロボロにしてやるわ」

そういい終わると柳は両手を前に出し大小さまざまな炎の薔薇を出しフッと息をかけると回転を始め片山に向けて一斉に飛んで行った。

美由紀とのぞみは先ほどの攻撃を受けて動けなかったが、何とか片山の前に防御魔法をかけたがまた消えてしまった。

片山は顔を上げて柳を睨みながら、先ほどより大きな氷の柱を作り身を守った。

炎の花弁が次々と氷の柱にぶつかり辺りが水蒸気に覆われた。

「馬鹿だね親子揃って、同じ事をしている」

柳の声が水蒸気の中から聞こえ、そしてゴトンと何かが落ちる音が聞こえた。

少しすると水蒸気が晴れると柱の近くに炎の剣を持った柳が笑みを浮かべながら立っていた。美由紀は何とか半身を起こしようやく起こった事が理解できた。

片山が作った氷の柱が上下半分に切られて、上の部分が横に転がっていた。

そして美由紀は目を疑った、氷の柱と同じく片山も2つに分かれていた事を。

美由紀は力を振り絞り立ち上がり柳を睨み付けた。

柳が立上げってきた美由紀を見て思い出したかの様に

「そうだ、魔具があったんだ、それは貰っていくから」

柳はそう言うと炎の剣で美由紀に攻撃をしてきた。

美由紀は盾で防御して魔法を使うが具現化したとたんまた消えてきまった。

そして美由紀は思った、魔法は駄目でも魔具は使えると。

接近戦は得意ではなかったが、魔具で剣を創り出す。

「それ便利だよね、対抗魔法で消せないし」

柳は嬉しそうにそう言うと攻撃と同時に2つの魔法を使ってきた、炎の花弁と美由紀の後ろに炎の壁を創り出した、逃げ道が無くなった美由紀は盾を大きくして攻撃と花弁を防いだ瞬間に背中から胸にかけて痛みを感じてそのまま気を失ってしまった。

後ろの壁から突き出した炎の槍が美由紀を貫いていたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ