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第3章~戦いの時 後編~

「反応でました千葉と茨城です、千葉は現在移動中ですが茨城は接触の模様」

「それと今、関西、中部からの報告来ました」

慌てずそう言ったのは中神だった。

「敵さんやっぱり来たね、ジェニが来てくれなかっらたやばかったね」

そう言ったのはやれやれ顔の新浜長官。

「お役に立ててよかったですわ、新浜のおじ様」

笑顔でそう言ったのは青い目をした金髪のお人形の様な少女だった。


公園を見下ろせる鉄塔の上で黒髪の少女は一部始終を見ていた。


「グ八八八・・大した事は無いなSASのSKも」

大男はそう言いながら美由紀に近づき両手で金棒を振り上げ頭めがけて振り落とした。

潰した音と金棒に手ごたえはあったがよく見るとベンチだけが粉砕されていた。

獲物を逃した大男は慌てて周りを見渡した。

「汚さないでって言ったのに」

声の方に大男が向くとそこには黒髪の少女が美由紀を抱えて立っていた。

「何だお前はSASのSKか」

大男はそう言うと金棒を振り上げさっきと同じ突風を起こした。

黒髪の少女は避ける様子も無く少し息を吸い込むと口からフッと突風に向かって息を吐いた。

すると突風が少女の手前で勢いを無くし、そよ風に変わり少女の髪を揺らしながら通り過ぎ美由紀はその風で目が覚めた。

美由紀は目の前に日中に会った少女がいて、しかも抱きかかえられている自分に慌てた。

「起きたなら自分で立って」

そう言うと少女は美由紀を下ろしながら続けて言った。

「汚さないでっていったけど、こうなったら排除するしかないか」

そう不満そうに言うと少女はフィールド展開して羽衣を纏った天女の格好に変身した。

「私はのぞみ、貴方は?」

そう言われた美由紀は慌てて頭を下げながら。

「私は西谷美由紀です、よ、よろしくお願いします」

のぞみと名乗った少女は美由紀の仕草を見て笑みをこぼした。

「西谷さんあの大男の魔法は風系で見づらいですが、動きは貴方の方に分が有るので少しの間あの大男を抑えていただけませんか?」

美由紀は勢いで「はい」と答え大男の方を向き戦闘体制に入った。

大男は自分の突風を簡単に消され頭に血が上っていた。

「このジェイソン様をコケにしてくれたな、お前ら殺す」

そう言うとワームドール達が一斉に動き出し、ジェイソンは空いている手にもう一本の金棒を出して襲ってきた。

美由紀はのぞみの前に立ちジェイソンより近くにいるワームドールの足元を次々凍らせ動きを止めた、これは片山に教わった簡単な氷の魔法であった。

続けて美由紀は突進してくるジェイソンの力任せの攻撃を盾で受けた、一瞬体が潰されそうになったが持ち堪えた、そして空いている手を動きの止まったジェイソンの横腹に添えた。

「吹き飛べー」

0距離の爆破魔法が炸裂した、その衝撃でジェイソンは吹き飛ばされ海に落ちた。


一方のぞみは美由紀の動き出しと同時に細身の剣を2本出し空中で交差させた、すると剣の先からバチバチと静電気の様な音が鳴り剣全体にほのかに光り始める、美由紀がジェイソンを吹き飛ばすと同時に光が全体を覆い終わり、のぞみは交差させた剣を勢いよく左右に開くと、空中に光だけが残りその光が炸裂して次々とワームドールに命中しビクビク痙攣した後に全てのワームドール動かなくなった。

美由紀は動かなくなった全てのワームドールを見て「これは凄い」と思いながらのぞみの方へ行こうとしようとした時にのぞみが美由紀に

「まだ」

すると海面が盛り上がり下半身の半分を失ったジェイソンが現れ気味の悪い低い声で。

「グヘヘヘ・・今のは効いたぜ」

無くなった足の代わりに金棒を着きながらゆっくり向かって来ようとしたその時男の声で。

「ジェイソン時間切れだ、引き上げるぞ」

美由紀とのぞみは声のした方をみるがそこには何も無かった。

「次はお前らを殺す」ジェイソンはそう言うと突風を起こし突風ごと消えてしまった。


美由紀は助けてもらったお礼をのぞみに言おうと近づいたが先にのぞみが口を開いた

「西谷さん、一部始終見ていましたが相手の能力も知らないまま・・・・」

そこから10分ほど美由紀は説教を受けることになった。

最後に美由紀がSASの人ではないのですか?そう言うとのぞみが

「私は大事な人がいるこの街を守る為にだけ戦うNSK、もし西谷さんが敵と思えば迷わず排除するから、それとここの後処理はSASに任せるので」

そう言うとのぞみは駆け足で行ってしまった。

残された美由紀は支部に報告をしてこの場を後にした。


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