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第3章~全人類へ~

SK宿舎の自分の部屋でTVをぼうーっと美由紀は見ていた。

するとジンが話しかけてきた。

「あの時全ての魔法が遮断され具現化された魔法力が吸収された」

「通常であれば魔法解除と同時に服も戻すのだが戻せなかった・・」

そう言われてあの出来事から立ち直っていない美由紀が

「前にジンが使っていた物じゃないの?」

少し間をおいてジンが

「その時はある程度コントロールはできていたし」

「私を使うのと同じように使用していた」

「今回は宿主の危険を感知してあの様な事になったのかもしれない」

「私も過去の記憶を探ってみるとしよう」

そう言うとジンは黙ってしまった。

美由紀は腕輪を触りながらこう思った。

「外したくても外れないし、守ってくれるのはありがたいのだけど」

「あれじゃ恥ずかしくて人前で使えないし、何とかならないかな」

そう思っているとTVが真っ暗になりあいつが画面に現れた。

「全人類の諸君こんばんは、私はUDSと言う組織のダークソード」

「全人類に知ってもらいたい事がある」

そこまで言ったところで宿舎内に警報と館内放送が鳴り響く。

「関係閣員は所定の場所に着いて下さい、なおSKの方はその場で待機して下さい」

TVではダークソードの演説が続いている、ダークソードはSAS組織の事やルナの存在など機密事項を嬉しそうに話していた。

「降伏する国は48時間以内に国の象徴となる建物に白旗を挙げてもらおう」

「そして降伏した国には奴隷としての生存を許そう」

そう最後にダークソードは言い残しTVは元の画面に戻った。

美由紀は戻ったTVの前で拳を握りながら

「何が奴隷だ、お前達のせいで私はこんな体に」

いい意味で怒りの矛先が向いた美由紀であった。


翌日から各国のメディアが騒ぎ出しWD-SASが会見を開く事となった。

一方民間の反応はというと、特に変わらず映画か何かの宣伝?程度でしかなかった。


猶予の48時間が来たが、白旗を挙げる国は無かった。


とある地下の薄暗い部屋にダークソードはいた、少ししてその部屋に1人の人影が現れ。

「ダークソード様、降伏する国は無いとの報告が入りました」

報告をされたダークソードはニヤリとしながら

「時間はやった、虫けら共が」

少し間を開けてダークソードが

「まずはWD-SASを炙り出す、予定通り作戦を開始する」

返事はしなかったが人影は頷きその場から消えて行った。


猶予から1時間後にWD-SAS管轄で同時多発テロが起こった。

DKが現れ電力など主要施設を破壊、根を使用したと思われる暴動が各地で発生した。

世界でもルナの所有数が多い国ではあったが、対応が出来る数では無かった。


JP-SAS関東支部司令室内。珍しく真面目な顔の新浜が書類を眺めながら

「中神君、まだWDとは連絡が取れ無いかな」

そう言われた中神はパソコンを操作しながら

「依然不通ですが、隣国からの報告で国境付近にワームドールが出現している様です」

新浜は書類をテーブルに置き、いつものため息をしながら

「面倒だけどそのまま上に伝えるしかないか」

そう言うと長谷川に後は任せたと言い司令室を後にした。


待機指示で部屋にいた美由紀はジンからの報告を受けていた。

「魔具との言葉の壁が原因と思われる」

「え?じゃ何語ならいいの?」

「人型トカゲ族が使っていた古代ハイド語なら通じるかもしれない」

「ハイド語なんて私は知らないし、どうすれば」

「私の記憶にハイド語が少しあるので試してみてくれないか」

そう言われて美由紀は教わったハイド語で「剣と盾」と命じてみた。

すると腕輪が淡く光りはじめ丁度良いサイズの剣と盾に変化した。

「これで恥ずかしい目にあわなくて済む」

そう思っているとジンが美由紀にハイド語を記憶に転送すると言ったが、美由紀は嬉しくて寝ている間にしてくれとお願いをした。

何故ならハイド語は言葉では無く鳴声に近かったからだった。

その後、怪しい鳴声を発しながら戦う美由紀の姿がそこにはあった。


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