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第3章~交差する時と刻~

JP-SAS関東支部司令室内

いくつものモニターが並び別々の映像が流れている。

司令室中央に仁王立ちの長谷川が叫ぶ

「中神、各地の状況報告」

言われた中神が淡々と

「西谷AからC地区制圧完了、荒川、片山両名は数が多いFからI地区へ移動中」

長谷川は手に持ったバインダーに目を通しながら

「きりがないな」

こんな状況が7日間続いていたが、8日目にピッタと止まった。

「UDSも撃ちつくしたかな、根を使うにも限度があるし」

そう言ったのは長官席で眠そうな顔をした新浜である。

この7日間の司令部内は12時間交代制になり対応していたが、SKだけは代わりがいない為出撃しっぱなし状態だった。

肉体疲労はルナの力で何とでもなったが、精神的な疲労はルナの及ぶ所ではなかった。

帰還した3名が最初に言った言葉は皆同じだった。

「寝てもいいですか?」

そう言い残すと3人とも各控え室で着替えもせず寝てしまった。


美由紀は感覚のある夢を見ていた。

周りを見渡すと水と森に囲まれ誰もいない遺跡の様な場所の入り口に立っていた。

「ここはどこ?」

すると遺跡の入り口から美由紀よりはるかに大きい2本足で歩くトカゲが美由紀の方へ歩いてきた。

その生物が美由紀を見つけると歩きを止め。

「お前は誰だ、UDSか、何故ここがわかった」

「え・・あ・・」

突然現れた人型トカゲが話しかけてきて混乱した美由紀は言葉にならなかった。

「まぁいいここを見たからには死んでもらう」

そう言うと人型トカゲが美由紀の知るフィールドを展開し魔法を唱え始めた。

このままだとやられると思った美由紀もフィールドを展開した。

展開した直後美由紀の頭の上に炎の球が現れて今にも爆発しようとしていた。

美由紀はとっさに両手を上げ防御魔法をいつもの様にジンに伝えた。

防御魔法が全身を包み込み、目を瞑って爆発を待ったが一向に爆発する気配がなかった。

少しして片目を開け見上げると頭上には炎の球がメラメラしたまま浮かんでいた。

「何故お前は私に命令をする」

「へ?何故って、そう言う仕組みだから・・」

とっさに美由紀はそう答えた。

すると人型トカゲがフィールド消滅させる、すると美由紀のフィールドと防御壁と頭上の炎の球が同時に消える。

「お前は何者だ?UDSではないのか?ルナの名を名乗れ」

自分の魔法が勝手に解除されて何が何だかわからない美由紀は

「私は西谷美由紀、最近普通を辞めた高校生、ルナはジン」

そう言われ人型トカゲは大きく裂けたを開け高笑いしながら

「面白い事を言う、ジンは私だ、何故お前が私の事を知っているか聞かせてくれないか」

人型トカゲに敵意がなさそうなので、美由紀は起きた出来事を人型トカゲに話した。

そこでわかったことが、人型トカゲにいるジンは過去のジンだった事がわかった。

そして美由紀が魔法を使用した時に過去のジンは意志とは関係なく具現化したとの事だった。

今までこの様な事例が無かったので想像ではあるが、美由紀の中で未来と過去がリンクしているのではないかと過去のジンが言った。

その後、未来で起きている事を聞いて過去のジンが

「ここでUDSの鎮圧が出来なくて、近いか遠いかわからない未来で他の星にも迷惑を掛けているならこれを持って行くがいい」

そう言うと人型トカゲが付けていた両手の緑色の腕輪と外し美由紀に差し出す。

すると腕輪が淡く光り美由紀の腕にピッタリのサイズで装着された。

腕輪は銀色に変わり装飾が施されてとても綺麗な物だった。

そしてそれを見た過去のジンが関心をした様な声で

「なるほど、美由紀の星ではその様な形に変化するのか」

そんな話をしていると美由紀にも聞こえるルナ間会話が割り込んでくる

「ジン、そろそろ移動の時間だがそちらの準備はOKか?」

「了解した、今からそちらに向かう」

送信者にそう答えると過去のジンは美由紀に未来のジンによろしくと伝えてくれと言って遺跡の方へ歩き始め行ってしまう、美由紀は「はい」とだけ答え過去のジンを見送った。

そこに残された美由紀はふと思った、どうやったらここから帰るのだろうか?

そう思っていると貰った腕輪が淡く光りその光が大きくなり美由紀を包んでいく

「西谷!さっさと起きないか!」長谷川の声で目が覚める。

まだ眠たい目を擦るとあの腕輪が視界に入ってきた。


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