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第6話後


 白いオーラを放った人物は白い礼装を纏い仮面をつけているやつだった。しかし、それに対してただでさえ驚いていた総司がさらに驚いたのかパニック状態になってしまった。

 「な、なんだこの状況⁉︎ 変なのが現れてその次には……」

 「……あんた、俺はこいつ連れて逃げるが頼めるか?」

 そう問うと白い礼装を着たやつは頷いた。それに俺は笑うと

 「頼んだぜ、正ノ者(正義のヒーロー)

 と言って、逃げた。いや〜意外にも()()()()()()()()()とは、驚いた。あと、やつが正ノ者と知れていい収穫だったな。……未来、俺が生き残るためにもやつについて調べねぇと……手がかりは……






 「なんで、蓮華が正ノ者を……」

 僕は皆を振り払い、()()()()()()G()P()S()を追ってきていた。すると、追いついた時に邪神の使いが現れたのだ。僕は急いで礼装と大剣を召喚して、驚いていた2人を助けたのだが、何故か()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を蓮華が知っており、驚いているのだ。

 ちなみに邪神の使いは弱かったので瞬殺した。あと礼装というのは神の力をお借りしたものでそれ相応の実力者しか使う事を許されていないものである。

 



 「……よぉ、ヒーロー。邪神の使いは倒したのか?」

 少しの間戸惑っていたら、蓮華が帰ってきて、僕にそう言った。僕が頷くと蓮華は笑った。

 「瞬殺ね……アレが弱かったのか、お前が強いのかわからねぇな。」

 「まぁ、それはどうでもいい。俺はお前に会えて嬉しいぜヒーロー。」

 「ようやく……ようやくお前と殺し合えるからなー‼︎‼︎」

 そういうと蓮華は何もない空中から剣を作り出して攻撃してきた。咄嗟に持っていた大剣で防御したがその威力に僕は驚いた。

 (重い‼︎おそらく素の力なのに礼装を着ている僕の力を超えている。蓮華本当に人間なのか⁉︎)

 「ハハハハハ、かてぇwww、お前山かよ‼︎岩とか岩盤とかに剣叩きつけている気分だぜぇ‼︎」

 (礼装には、山ノ神の力もあるからね、そりゃそうだ、よっと)

 僕が反撃を始めると蓮華はさらに笑顔になり始め、攻撃を苛烈にしてきた。そろそろ押し切られる、そう考えた時、いきなり蓮華が後ろに飛び退いた。すると、蓮華が先程までいた場所に銃弾が当たった。

 「へぇ狙撃、ねぇ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ってことは……俺は時間切れっぽいな、またな白い【ヒーロー】」

 何かをつぶやいた蓮華は、僕に挨拶をしてから黒いモヤに包まれて消えていった。

 「ヒーロー……」

 蓮華の言った言葉の意味が分からず僕は困り切っていた。




 「はー、正ノ者の感知速度ヤバいな。それとも結界が不完全だったのかね?」

 実は俺は、総司と逃げたあとに魔力を使い結界を作り白いヒーローにしか俺が見えない状況を作り戦いに行っていたのだ。ヒーローの今の実力を知るにはそれが手っ取り早いからな。違う者のアジトに来た俺は鈴と颯太に白いヒーローの話をした

 「それで、そのヒーロー?は強かったの?」

 「いんや、弱かった。今の実力なら俺が圧勝できる。」

 「それなら、なんで殺さなかったんだ?」

 鈴と颯太にそう聞かれた俺は、少しだけ考えた。コーヒー飲みたいと。

 「……簡単だよ。()()()()()()()()()、アイツは無意識かどうかは知らんが俺の喰らったら死ぬ攻撃だけををピンポイントでオーラで防いでたんだよ」

 「オーラ?」

 「あぁ、なんかもう服からオーラが溢れてきてな、あれは対策しないことには殺すことはできん。」

 「……それ、礼装かもね」「礼装?」

 「うん、正ノ者の中でもかなりの実力者しか使えない武具でね、なんでもそれらには神より貸してもらった力がこもってるんだって。」

 「ほーん」

 めんどいもん持ってんだな、こりゃ骨が折れそうや。

 「というか、なんでお前は正ノ者を殺そうとしたんだ。俺らとは全く違う力の持ち主なのに」

 「正ノ者じゃなくて俺は白いヒーロー、アイツにしか興味はない。」

 「そういうことではないんだが……まぁあいいか、なんでお前はそこまで白いヒーローに執着するんだ?」

 「そういう運命だからだ。」

 まぁ俺はロマンチストになる気はないけどな。

 「全く分からん」

 「だろ?」

 「なんでお前が同意を求めるんだ……」

 「さぁ」

 あのヒーローについてよく分かった事だし、今日はいい日だったな。




 「……なんで蓮華、敵対してる人を【ヒーロー】って呼んでるんだろ?聞きそびれちゃったな〜」

主人公の狂いっぷりが顕になってきましたね。主人公は何をどこまで知っているのかそこまでは分かんないんですよね〜。

ではまた次回の後書きにてお会いしましょう

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