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第6話前


 鈴達のアジトから離れた、公園で考えた俺は鈴ら亜種者、俗称違う者を調べるのは後にして得者達、俗称正ノ者を調べる事にすることにした。俗称は鈴から聞いた今時正式名称で話す奴はいないって言われてじゃあなんで俺に正式名称言った?って思ったことは秘密。

 正ノ者の拠点は知らないそうだったので地道に探してるのだが……もしかしてこれ、知らないと行けないor見えないパターン?そうだったらどっかの漫画みたいな性能してるよ……あとは違う者と能力のオーラが違うのか?それだったら探した時間無駄になる気がするんだが、まぁいいか。

 「明日、手がかりから探していくかなー。」




 4日後

 1-12にて

 「宇宙人?」「そう‼︎宇宙人ですぞ‼︎」

クラスで初めて出来た友達の奥田 総司(おくだ そうじ)が意味不明な事を言ってきた。蓮華は混乱した。

 「もっかい聞くぞ?……夜中、ビルとビルの上を飛んでいた宇宙人を見た?」

 「YES‼︎そうですぞ、あんな速度で飛んでるのは宇宙人に相違ない‼︎」

 「でもなー、この写真に写ってるやつ、絶対()()()()()()()?」

総司から渡された写真には獣のようなものが残像のようにして写っていたので疑問に思った俺は聞いた。

 「人型じゃない宇宙人もいる‼︎……と思う。……故に色々調べてみたいのだよ‼︎」

 「ほう?それは良い心意気だが、俺に言うってことは……もしかして一緒に、とでも?」「All right‼︎」

まだ正ノ者についてわかんねぇし、それも一興かな?宇宙人……美味しいのかな?焼肉セット持ってこ

 「決めた‼︎行こう‼︎」

 「時間と場所は後で伝えますぞ‼︎」「おう‼︎」

 「それ、僕も行っていいかな?」

 「瑞波殿」「瑞波か、いいのか?あの人ら置いてくことなるけど」

 説明しよう‼︎瑞波は3人の美女に好かれて一緒にいることが多いのだ‼︎そしてそれを羨むのは俺たち陰キャだ‼︎

 「いいよ。最近蓮華と遊べてないしさ、宇宙人気になるし。」

 「であれば、よいですぞ。人は多い方がよいですしな。」

 「ありがとう。」

 ……その時の瑞波の俺に向ける笑みが怖かったことは内緒だ。






夜7時  例のビル街

 「本当に、出るのかな?」

 「分からないですぞ‼︎」

 「そうだな……てかお前らその格好どうしたんよ?」

 俺は何故か草むらに寝そべってる2人に声をかけた。しかも隠れきれてないし、丸見えだし。 

 「隠れてたらよく見えるかもだろ‼︎」「そうですぞ‼︎」

 「いつの間に仲良くなったよ、お前ら。」

 と呆れながらコーヒーを飲んだ時、それは来た。

 「「「見つけました(わよ)!瑞波(君)」」」

 瑞波ハーレムの方々(鬱陶しい女ども)である。死ぬほどうざ……面白い人らの塊でもある。

 「瑞波、なんで遊びに行くって言わなかったの⁉︎」

新谷 遥(しんたに はるか)、瑞波の幼なじみで黒髪ショートの女。モンキー

 「そうです‼︎言ってくれれば私たちもついて行ったのに……」

安堂 綾華(あんどう あやか)、クラス委員長で黒髪ロングの女。モンキー

 「わたくし達も装備を整えてきましてよ‼︎」

エブァート=リンフォール、財閥のご令嬢で金髪ツインテの女。キングモンキー

 「だって、俺たちで行きたかったからさ。」

 「それでも我々の仲なら言うべきでしょう?」

頷くモン……女供、うぜぇし邪魔だしうるさいし場所変えたいな。

 「総司」「なんでござんす?」「キモい喋り方だな、まぁいい……場所」

その一言で理解したのか総司は立ち上がり

 「瑞波殿達、ここのポイントは譲りますゆえ。我々は別の地点に移動しまする。」

 「えっ、ちょっ」「すまん瑞波、今度コーヒー奢るから」

そう言った俺たちは、瑞波とモンキ……親衛隊をおいて走り去った。




 「こりゃ怒られるな」

 「しょうがないですぞ、置いてきたのですしな」

別の場所に移動した俺たちは瑞波に心の中で謝ってから観察を再開していた。

 「ん?」「どうした総司?」「いえ、何か飛んでいたような……」

出てきたか?それにしては、

 「……そういうことか。」

 「どうかしましたか?」

 「総司、ここならどこでもいい。写真撮れ」

 「?分かり、ましたぞ……」

そう言った総司が写真を撮った時何も無かった空間から【黒い何か】が出てきた。

 「ひえっ!なんですかな、こやつは‼︎」

 「こいつが、『宇宙人』だ、より正確に言うなら化け物だな。」

 恐らくこいつは人の目にもある程度映る時があり、その時にここにいると示して写真を撮ってもらい表に顕現できるのだ。総司は一回目写真を撮った時はこいつが気づいてなかったか何かで生き残れていたのだろう、運いいな総司。

 「逃げましょうぞ‼︎」

 「無理だ」

 「何ですと‼︎」

 「写真を媒体にしてこいつが出てきたのなら、俺とお前はターゲットにされてるだろうからな。この類のやつらは永遠につけ回してくるだろうよ。」

 まぁ、かなり素早いから逃げても追いつかれて終わりだろうしな。

 「さてどうするかな?」


 


  その時、白いオーラが黒い何かの身体を焼いた。

次の話で書きまする

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