第4話
遅くなりました
入学式の日の夜、俺は異能について知ってそうな友達のいる秘密基地に来ていた。秘密基地って言っても、倉庫の床にある一定の信号を出したら入れる的なやつだから、隠し基地の方が合ってる気がするな。
「広いな〜、学校よりかはちいさ……ん?お前誰だ?」
呟きながら歩いていたら後ろから攻撃される未来が見えた。その未来が見えた時には俺の体は動いていた。上体を前に倒しながら回転して攻撃を避けて、相手が武器を振り下ろしたタイミングで手首と顎を掴んで相手を止めた、燕返しとかされたら面倒だしな。捕まえた敵?は瑞波よりかはイケメンじゃないイケメンだった。俺何言ってんだろ
「離せ‼︎侵入者め‼︎」
「侵入者?……つーことはお前、鈴の仲間なのか?」
「そーだよ、私の仲間」
そう言いながら現れたのは宮代 鈴とある事情で俺と知り合った天才だ。カルト方面が大好きってことを除けば普通のいい子って評価が多い。
「もう、颯太ー今日はお客さん来るって言ったじゃん。忘れてたの?」
「すみません、敵にしか見えなくて……」
「ひどくね」
「まぁ、敵に見えるよね」
「凄いひどいね」
「でも、私の【親友】だよ。」
その一言で俺に攻撃してきたやつがめっちゃ睨むようになった。意味がわからん。
「ほら颯太、挨拶」
「……宮代 颯太。」
「ほう?お前、鈴の弟か」
「そうだ!!何か言いたいか!!」
「なんもねぇよ……」
こいつひっでぇシスコンだな俺に容赦なく噛み付いてきたぞ。
「颯太!!そんな噛みつかないの」
「だって、姉ちゃん!!姉ちゃんに近づく男は下心あるんだよ!!コイツだってそうだよ!!」
確かに男は鈴を好きになりやすいが俺はな〜
「……あのね颯太。蓮華はそんなこと、思ってないよ。」
「そんなことない!!どうせ」
「とりあえず黙っときなさい!!」「はい……」
「ごめんね蓮華。見苦しいとこ見せて」
「問題ないぜ」
鈴は怖いぜ。怒らせんようにしよ、死にたくないし
「それで、聞きたいことって?」
「前置きはいらねぇよな」
「うん、いらないけど……」
その言葉を聞いた俺は魔力を使って剣を作りそれを見せながら聞いた。
「こんな能力に心当たりは?」
それを聞いた鈴とシスコン野郎はしばらくしたのち話し始めた。
「得者達、そう呼ばれてる神と契約した人たちが似た力を使ってる。……私たちは特殊能力って感じの力、亜種者を使えるけどそれはアイツらの下位互換みたいなものよ。」
「姉さん‼︎」
「大丈夫、蓮華は信用できる」
得者達か……調べる価値はあるか。しかし、さらに亜種者か調べる対象は多いな
「……それで私たちはその力について聞いていいの?」
「ん?そうだな……」
これか〜俺もよく知らんしな〜うーん……魔力、異能っていえば
「魔術だ。自身のエネルギーを元にした顕現術。」
「え?」
テスト終わったので投稿出来ました。もっとも2週間休載はやりすぎでしたが……今回から毎日投稿に戻りますので以後よろしくお願いします