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体の不調を訴えた。思わず近くの小さな医院へ駆け込んだ。
「これはすぐに手術が必要です」
よほど危篤だったらしく、一連の治療は駆け抜けるように行われた。
気が付けば自分の部屋だった。
体の不調はない。足取りも軽やかに日常を送り出した。
だが、またすぐに調子を悪くした。それに前回、治療費を払っていない事を思い出した。
再診と支払いを兼ねてまた訪れることにした。
「これはすぐに手術が必要です」
気が付けば自分の部屋だった。
でもまだ痛む。不安に駆られセカンドオピニオンを受けることにした。今度はしっかりとした国立病院にしよう。
「残念ですが・・・・・・もう、悪い所もありません」
――内臓がないぞう