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2 転校
お久しぶりです☆
更新停滞スミマセン(>_<)
今日から頑張りますね!
2 転校
「はじめまして。長岡 希です。」
「長岡 望です。」
二人の少年が藤華学園高等部1年3組の教壇の前にたっている。2学期の始め、まだ蒸し暑い。
「えっと、長岡くんは双子で希くんはお兄さん、望くんが弟よ。なにか質問ある人いる?」
担任の澤田先生は綺麗というのがぴったしな女の先生だ。
「はいは~い」
「澤田君、質問かしら?」
可愛らしいというのがピッタリの生徒が手をあげる。
可愛らしいが男だ。なぜなら、この学園こと『藤沢学園』は全寮制男子校なんだから――。
「うん。えっと、間違えてたらごめんね?
希君って、剣道で天才って言われてる長岡 希君だよね?」
――目の前が真っ暗になった。やっと忘れられると思ってたから――。
剣道を辞めてから半年もたつのに、まだ僕を憶えてる人がいたなんて…、
凄く、嬉しくて、苦しかった――。