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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第一章 ケモ耳との出会い
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第8話 学校と涙目と

「というか学校って十八歳からなんだな。」

大学かよと思いつつ、昼食に付いてきたお茶を飲み干す。

「はい、慎太郎様。まぁ一口に学校と言っても沢山あって、私なりに絞り込んで来たんですけど。」

そう言ってコハクは何処からか数枚の資料を出し、慎太郎に手渡す。

「う~ん資料を見る限りだと、俺はどこでもいいかな?というか本当に準備いいねコハク。」

「はい!慎太郎様の為ならどんな事でも苦になりません!」

「お、おう。」

コハクのあまりの情熱に冷や汗をかく慎太郎。

「ところで隼はどう思う?」

そう言って隼に丸投げする慎太郎。

「はぁ」

隼はため息をつくと資料を見渡し、その中から二枚を取り出す。

「これから商売をして暮らすならこっちのアレクガラン商業学校で、冒険者とか戦闘に携わりたいなら国立騎士戦闘魔術士育成総合学校だな。

両方卒業と共にそこら辺で必要な資格が取れるらしいから卒業した後、楽なんじゃないか?」

「ちっ、小虫のクセに・・・」

隼が提案を言い切ると先に言われたと言わんばかりに隼を睨みつけるコハク。

そんなコハクの様子を見て隼がこれまでの仕返しを始める。

「あ~れ~まさか、コハクさん、自分が小虫だなんだと罵ってた相手に先を越されるなんて、いやいや、まさかね~そんな事あるわけ無いですよね~~~」

隼はそう言ってコハクの方を見るとコハクが赤くなってプルプルしていた。

いや~美少女の涙目プルプルは実に目の保養になるな~

「まぁまぁ隼もあんまりコハクを苛めんなって。

ほら、コハク、次は何をすればいいのかな?」

慎太郎がそうやってコハクを慰めるとコハクは涙を拭い、

「ううぅ・・そうですね、慎太郎様とそこのバカは身分証を持っていない様なので今からギルドに行って冒険者としての身分証を作りに行きましょう・・・」

まだ少し涙目なコハクをおいてまだ見ぬギルドに思いを馳せるのであった。


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