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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第四章 学生達の夏
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第77話 新武装中編

「随分と様変わりしたっスね、その鎧。」

「まぁな。決闘祭(フェスタ)で感じた問題点を全部とは言わないが、かなり反映したからな。」

今俺達は目的地へ向かう馬車に乗り込み、揺られていた。

「その剣もかなり異様っスね。」

ガジャの視線の先にあるのは俺が造ったチェーンソーだ。

「ある程度の物なら割かし簡単に切断出来るんじゃないか?」

チェーンソーなんて使ったことないから分からないけど・・・

「へぇ~それなら自分の剣もそうして貰えば良かったっス。」

「いや、これ魔術系の才能持ってないと操作出来ないし、なんなら、才能持ってても燃費悪いからお勧めはしないぞ。」

実際俺の並の魔肺じゃ十分やそこらでぶっ倒れそうになるくらいだし。

「だったらなんでハヤテさんはこれを?」

「それはだな、ほら、ここに筒みたいのが付いてんだろ?」

俺は魔力起動式鎧装(自分)の背中を指差す。

「はい。そうっスね。」

「ここから大気中に存在する魔力(マナ)を取り込んで、そのまま魔力起動式鎧装(マナアーマー)の動力として使える様にしたんだ。」

”マテリアル”の魔力収集装置の転用である。

「んで、チェーンソーから延びてるこのケーブルをそこに挿せば装着者の魔力(マナ)と外部から取り入れた魔力(マナ)を使ってチェーンソーを動かせる訳だな。」

そう言って俺は副手腕(サブアーム)を展開し、その指先で腰の中腹辺りを指した。

え?何故、副手腕(サブアーム)かって?

そりゃあ、普通に指差すと可動域的にキツイからだよ。

「けーぶる?」

ガジャが至極当然な質問をしてきた。

そっか。この世界にないもんなケーブル。

「あ~。魔力(マナ)の流れる道みたいなもんだよ。」

「なるほど。納得っス。」

「けど、そっちこそ、刃渡りが身長超えてるけど大丈夫なのか?」

「はい。この前自分も(オーラ)を使える様になったっスから、大丈夫っスよ。」

え?それって(オーラ)を使える様になって肉体的スペックが上がったって事!?

「お、(オーラ)ってそんなに凄いもんなのか?」

「はい!そりゃあもう使えると使えないとじゃ大違いですよ。」

ガジャの表情が自信に満ち溢れたものへと変わっていく・・・

「まずは、単純に握力や、脚力といった力が段違いになりますし、何より凄いのは、集中力のは上がり方っスね。」

「と、言うと・・・」

「ん~なんて言えば良いっスかね~強いて言うなら、こう、頭が急に冴えていく感じですかね。その後は、凄く集中出来るって言うか、見えてる視界がゆっくりになっていった感じ・・・ってのが多分今の自分に出来る一番分かりやすい説明なんだと思うんスけど・・・分かりずらいっスよね。」

「いや、十分伝わった。」

話を聞く限り、(オーラ)を使った時の感覚は俺が魔力起動式鎧装(マナアーマー)を起動している時の感覚に近いのか・・・

「お~い。あんちゃん達。もう時期到着するぞ~」

「「ありがとうございます。」」

馭者の中年商人(おっさん)が到着を知らせてくれたので、俺達も馭者台へ向かってお礼する。

すると、馭者のおっさんが世間話程度に忠告してくれた。

「最近どうもこの島に第二等討伐種が出たっつ~話が上がってるからよ。あんちゃん達も気を付けろよ。」

ふ~ん。第二等がねぇ・・・帰ろっかな。

「で?具体的にはどんなのが出たんっスか?」

「なんでも、(ドラゴン)が出たらしいな・・・」

「なるほど。おじさんありがとうございました。」

「おう。あんちゃん達も気を付けろよ。」

短い世間話を済ませた後、俺達は馬車を降りた。








テンポ悪くてすいません・・・m(_ _)m

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