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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第四章 学生達の夏
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第75話 上陸

新キャラ登場

「あ゛ぁ~長かった・・・」

「まぁ、そういうなって島には着いたんだからな」

隼と慎太郎が目線を上げると、まず目に飛び込んで来たのは巨大な火山の姿だった。

辺りには、鎧を着込んだ冒険者や、これから海で遊ぶだろうと思われる水着の集団が歩いている。

(これだけの景色を見られるとは・・・何も無い暇地獄を耐え抜いてきた甲斐があったな!)

暇地獄とは、島に上陸する為の渡航の事であり、景色とは言わずもがな水着(ビキニ)を着た女性の事である。

「それじゃ、ギルド行くか。ギルド。」

「それでは。こちらです。」

コハクが何処からか取り出した地図を片手に慎太郎の手を引く。

「ちぃ・・・相変わらず見せつけやがって。」

「ちょっと、待って下さい~っ!」

公衆の面前でイチャつき出し、ギルドへ走って行った二人を残された二人は追いかけて行ったのだった。


▒▒▒


(さぁ、これからどうしようか。)

私は薄暗い路地から明るく、澄み切った青空を見上げる。

そのギャップは一種の美しさすら感じられる。

そして、あの方と私の関係を体現している様にも感じた。

(取り敢えず、あの冴えない少年の意識は捻じ曲げたし、暫くは監視かな?)

そうだね。どうしてあの方はあんなのを気にかけるのか不思議だけど・・・仕事だし仕方ないか。

後、一応私の複製意識なんだからあんましふざけないでくれるかな?

(ん?あぁ。あの意識を捻じ曲げた時の話しね。

いや、さぁ、やっぱあの喋り方の方が威厳って言うの?あるじゃん。)

・・・それなら良いけど。

(ふと思ったんだけど、私達この世界にもかなり慣れて来たと思わない?)

だね。

前の世界より断然居心地が良いし、どれもこれもあの方のお陰だね。

(私から話振っといて悪いけど、そろそろ少年達の手配してある宿って人気だから、部屋取らないと埋まっちゃうよ。)

そうだった。急いで先回りしよっと・・・


そうして私は駆けていく。

全てはあの方の赴くままに・・・




130話でちゃんと終われるか不安になってきました・・・・

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