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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第四章 学生達の夏
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第74話 目覚め

慎太郎達は集合地点で呆けていた。

「ハヤテ君、遅いね~」

「そうですね・・・なんか、すいません・・・」

慎太郎は隼が一番はっちゃけてた時期・・・小六時代を思い出した。

最上級生になったという謎の高揚感と科学脳独特の好奇心が重なり、実験の為に理科室が解放された瞬間我一番と乗り込み、ひたすら実験器具を眺める・・・もはや変人と言えるレベルである。

”まぁ遅れてるのも鉱石をひたすら眺めているだけかもしれないな”

そんな時、慎太郎達の所へ衛兵らしい男が走って来た。

「すいません。自警団の者ですが、この人物に見覚えはありますか?」

自警団の男が取り出した紙に描かれた似顔絵は隼にそっくりだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺が暗転した視界から目覚めたのは馬車の中だった。

「全く・・・お前はとことん迷惑をかけるのですね?」

コハクが拒絶を秘めた視線で俺を見下ろしている。

この視線にも最初の頃はかなり精神にきたが最近はもう慣れてきたな。

「一応鉱石積んどいたからな。結構重かったんだから感謝しろよ?」

「あぁ。ありがとう。」

「何があったのかは聞かないでおいてやるよ。熱中症って訳でも無く、何かに殴られた痕もなかったんだ。相当な事があったんだろ。」

「ん・・・あぁ。」

こうして人の事を深く詮索しないのも慎太郎の良い所だろう。

そして、もう一人感謝をしなければいけない人物がいるだろう。

そう思い俺は窓から馭者台へと声をかけた。

「ジョンさん。毎度毎度ありがとうございます。」

「いいや、礼には及ばんさ。あの白いナイフ、君が作るという事はそれ相応の利点がある筈だ。もし、君が償いたいと言うのなら教えてくれたっていいんだよ?」

「は、はい・・・。」

本当に抜け目の無い人だ。

ガタンッ!と馬車が揺れる。

かなり足場の悪い道を進んでいるようだ。

そんな中でもガジャは荷物を枕にすやすやと眠っている。


俺達を乗せた馬車はゆっくりと進んで行った。


ここからこの話の終盤に入っていきます。

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