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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第三章 学校行事とエルフと
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第37話 魔力機動式鎧装 骨組み篇

今回も隼が怪我をしそうです。

慎太郎の押しかけがあった翌日。

隼は自身の魔道具の製作に取り掛かる。

「ん~と。まずは腕かな?」

隼はそう言うと、慎太郎のせいで書けなくなり、夜なべして描き上げた”魔力機動式鎧装(マナアーマー)”の設計図を見ながら材料を錬成していった。

やってる事は人間サイズガ○プラの亜種。

まず、隼の腕がすっぽり入る程の空洞を開けた骨格に”魔通鋼”で作った神経(導線)や、魔力(マナ)が通ると縮む様に魔法陣を刻んだ人口筋肉を這わせる。

(何事も実験だな。実験。)

隼は試しに腕に装着し、魔力(マナ)を通わす。

ボキッ!

(っ!・・・)

自身の腕から鳴った不吉な音と感じ慣れた激痛に隼が自身の腕を見るとそこには肘があらぬ方向に曲がった腕があった。

痛みとは不思議なもので視認すると更に痛くなる。

「うぅぅおわぁぁぁぁ!!!!」

とまぁ毎度同じような感じで保健室に運び込まれると、常駐の回復術士があっという間に治してしまう。

「・・・はぁ。」

「・・・はい…」

回復術士が”私の仕事を増やすな”とあからさまに溜息をつくと隼も静かに返事をしてしまう。

そんな回復術士との気まずい空気と時間が無駄になっているという感覚に耐えかね、隼はダッシュで保健室を後にすると、これまたダッシュで魔道作業室に戻る。

「ん~人口筋肉の出力が強かったのか・・・計算では完璧なんだけどな~」

自分の作業スペースに戻ると人口筋肉の量を減らし、魔法陣の設定出力を落とし、再度実験。

魔力(マナ)を通わす。

(ふぅ。今度はちゃんと骨を折らずに済んだな)

そして次は他の所で余った木材で作った的(円柱状直径七十センチ、高さ二メートル)を一発殴ってみる。

そうすると、木円柱は上下真っ二つになっていた。

「よし!」

隼はその結果を受け、成功を確信すると、その他のパーツを作っていく。

頭部にはリアクターやらなんやらを付けたが、それは過ぎた話。

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