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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第二章 そして学校へ
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第28話 理系の実力

隼が衝動に駆られ、魔道作業室の扉を勢い良く開けると、元々人数が少ないのもあってか既に隼以外の生徒は全員席についていた。

そして、隼を含めた八人が席につき、十分くらいしてから、ラグル先生が一足遅れて扉を開ける。

ラグル先生は自分も教卓につくと、生徒達に呼び掛ける。

「はい、え~、ちゃんと(魔道工学の)手引き読んで、自分が一体どんな魔道具を作りたいか考えて来た人~・・・」

ラグル先生は自らの手を上げ、挙手を求めるが、

生徒達の、そんなことはいいから早く講義を始めろ、と言わんばかりの目線に出端を挫かれ、

講義を進めざるを得なくなると、大人しく講義を始める。

「え~と、まず、ここ(魔道工学科)の講義は初日、いや、昨日に説明した通り基本はこの”魔道工学の手引き”に沿って行から、まぁ、これ読んだ皆には分かるだろうけど、本日は魔法”錬成”を習得して貰う。

これまた、この学校に入学出来た皆には必要ないと思うが、魔法の基本はいかに、魔力でどうしたいのかイメージして、それを制御するか、だ。

そんで、俺がお勧めする考え方は、”錬成”の基本的な作用は”分解”と”結合”なので、

まず、目標の物体を魔力で”分解”して、

次に、その”分解”したのを今度は好きな形にくっつけていくっていうのなんだけど、分かりやすく図にすると、こんな感じ。」

ラグル先生がそう言って懐からボタンを取り出し、それを押すと、三百六十度どこからでも見えるように複数の立体映像(ホログラム)を空中に映し出す。

それを見た生徒達の大半が、まだ分からない、という顔をしていたが、隼は”錬成”について理解することが出来た。

(なるほど、要は、物質を一旦分子まで分解して、その分子をまた違う形の物質として構築するのか。

けど、分子レベルまで分解出来るんだったら、原子レベルまで分解出来そうだけど、試してみるか。)

そう心の中で思った隼は腰から喉が渇いた時用の水袋を取り出すと、中に入った水を水の分子まで”分解”すると、その水の分子を更に、水素原子二つと、酸素原子一つに”分解”する。

(え~と、酸素はO2だから・・・)

そして、飲み水を”分解”して手に入れた大量の酸素原子を結合させ、酸素を作り出し、蝋燭についた火を近ずけると火は一気に大きくなる。

(どれも直接見えなくて戸惑ったけど、上手くはいったみたいだ。)

ホッとした隼が大きく息をつくと、ラグル先生が大きな声で生徒達に呼び掛ける。

「じゃあ、自分で出来たと思った人はここに来て~」

隼はその声を聞き、ラグル先生の元へ歩き出すのであった。



隼が怪我するの次回になりそう。

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