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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第二章 そして学校へ
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第27話 とある学校での朝

今回は朝生徒達がどんな流れで生活しているかを中心に書いてみました。

「あぁ~眠い・・・」

夜、魔道工学科にて配られた”魔道工学の手引き”を読み、熱中した挙句、一睡もしないまま朝を迎えてしまった隼を引き連れ、慎太郎とガジャは朝食を取るため食堂へと向かう。

「んで、徹夜までして、収穫はあったのか?」

「あ~うん。あったよ、あった、あった。

一応構図も書いてみたけど、後は、そんな条件を満たす材料があるかが問題なんだけど、まぁそこは魔法の世界に期待して・・ふぁ~・・・」

隼はトロトロ歩きながら慎太郎に報告にもなっていない報告をした後、大きなあくびをすると、慎太郎に相談をする。

「そういや昨日オルタ先生が言ってたのどうすんの?」?

昨日、各学科の講義が終わった後、再び教室へ集まったⅡ組にオルタ先生が伝えた事。それは、

入学式への誘いだった。

「ん~一応参加自由って聞いてるけど、折角だし参加してみようぜ、ましてや、ここ魔法の世界だし、前の世界みたいなつまらない筈もないと思うからな。」

「確かに、案外、参加しないのは勿体ないかもしれないし、俺も参加するわ。」

そう隼が慎太郎に一緒に行くことを伝える。

慎太郎は隼の確認が取れると、ガジャも誘う。

「なぁガジャ、ガジャも一緒に行かないか?」

その質問を聞いてガジャは首を横に振る。

「いや、遠慮しとくっス。つまんなそうっスし。」

「そ、そうか、まぁ別に強制じゃないからな。」

ガジャの清々しいまでの申し出の断りに少し戸惑う慎太郎。


三人が食堂に着いた時には、食堂は朝食を求める生徒達でごった返していた。

三人と同じ一年生から一番上の四年生まで、様々な人が朝食の受付カウンターに向けて長蛇の列をつくっている。

ちなみにこの学校には制服という物は存在しないので、生徒達の着ている服に統一性はない。

隼と慎太郎は慎太郎がアレクガランにある生地屋で見つけた丁度いい生地で作った、グレーのスウェットとパーカーを着用している。

そんなこんなで人に揉まれながら何とか席と朝食をゲットした三人は喧騒のなか朝食を済ませると、部屋に戻り、パジャマから授業用の人前でも堂々としていられる服に着替えると、筆箱を持ち、教室へと向かうのであった。


教室では、朝にオルタ先生から入学式について詳しく説明を受けた後、どの学科でも共通の一般授業を受けた。

今日の授業は算術だった。

今日初めて会った算術の先生は細身で鋭い三角眼鏡をかけたおばさん、まさに”The算術の先生!”という感じの先生だった。

この世界の教育水準は勿論地球よりも低いので、

数学の得意な隼は勿論のこと、苦手な慎太郎でさえ、解くことが出来た。

そうして午前の授業が終わると、生徒達は食堂で昼食を済ませると、各々の学科の講義が行われる場所に向かう。

隼は一体どんな材料が用意されているのか、楽しみで仕方無くなり、一刻も早く魔道作業室に辿り着く為、一人駆け出すのであった。


次回また隼が怪我をする予定。

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