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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第一章 ケモ耳との出会い
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第2話 初のテンプレ回収

「「はぁ・・・・」」

動物型の魔物の焼いた肉を貪り食いながら 慎太郎と隼は自分達が人として落ちぶれていくのを体感していた。

それもそのはず1文無しの武装なしで全く知らない世界に放り出されたのだ。

二人は街道に着いたものの、通行料金がかかると知り、本来の予定を外れ、ここで更に三日野宿しているのである。

「なぁ隼。ここにいても何も始まらないからさ、ちょっと街道の方まで行ってくるわ。」

「行ってらっしゃい。」

そう言って慎太郎を見送ると、ある物を作り始めた。

そう、爆弾である。

隼はこの街道までの道のりで多くの事を発見した。

一つはやっぱりこの世界には魔法が存在していたことである。

隼がなかば諦め気味でド○クエの超有名な初級炎呪文を唱えた結果、何と手の平から火が出たのであった。

そして、二つ目はスライムは良く燃えることだ。

スライムは水分?何それって感じである。

慎太郎が殴って倒したスライムが辺りに飛び散ったので興味本意でメ○を唱えて出てきた火を近ずけると、物凄い早さで引火し、辺りが火の海になったのだ。

そしてこの集めたスライムの死体をどうにか上手く投げられないか考えてえるのであった。

・・・・・そんなこんなで約二時間

慎太郎がケモ耳少女を連れてきた。

"第一ケモ耳発見!"と隼は興奮した心を落ち着けて状況を整理するが嫌な予感しかしない。

「おい、慎太郎。どこから連れて来たんだ?

いくら異世界だからって誘拐なんてしちゃいけないんだぜ?」

「いやいや、誘拐なんてしてねーよ!

いやー路地裏で美少女がチンピラに絡まれてるから何となく助けちった。」

なんか悪いか?とでも言いたげに報告をする慎太郎。そんな慎太郎に隼は詰め寄る。

「おい!こんなのテンプレすぎるだろ!

どーせこの後その子がついて行くとか言い出すんだろ!まだ早い、せめてもっと金が貯まってからにしてくれよ」

「確かにそうだが最後まで話聞けって。

なんとそこにいる少女の父さんがな商会のお偉いさんらしくてなキャラバンの護送俺達を雇ってくれるんだそうだ」

「ねぇねぇシンタロウ?その人は誰?」

「おっとごめんごめん。こっちは隼。さっきまで話してた俺の仲間だよ」

「そう。それにしては小物感が滲み出ているけど・・・」

「ん~とまぁよろしくお願いしますね・・・」

そうして二人の異世界初仕事が始まるのであった。

誤字あったらよろしくお願いします

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