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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第二章 そして学校へ
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第21話 友達づくり(派閥づくり)

慎太郎、隼、ガジャの三人は、食堂で朝食をとった後、教室へ向かうと、早くも、クラスメイト達の派閥づくりが始まっていた。

そんな自分の派閥に取り込もうとするクラスメイト達を見て、三人は呆然としてしまう。

「これ、完全に友達付き合い出遅れたよな。」

「あぁそうっぽいな・・・」

「ど、どしたんスか?」

そんな言葉を発しながら、やってしまったと残念オーラを出す二人を不思議に思い、少し心配しているガジャ。

その一連の流れを見ていたコハクはガジャに話し掛ける。

「慎太郎様と、そこの小物は、クラスでの友達づくりに出遅れたと、思っている様です。

ここは、私が引き受けますから、行って来たらどうですか?

あなたも本当に出遅れてしまいますよ。」

そうコハクに催促されると、ガジャは辺りを見回すと、入れそうなグループを見つけると、

「じゃあ、行って来るっス。隼、慎太郎さん、それと・・・」

「コハク=アレスト。コハクでいいですよ。」

それを言う間際、久しぶり(一日ぶり)に慎太郎と会話が出来ると、思わず笑みをこぼすコハク。

ガジャはその幸せそうな笑みを見ると、少し顔を赤く染め、照れを隠す様に、その場から走り出してしまう。

そんなことには目もくれずにコハクは慎太郎に歩み寄ると囁く。

「慎太郎様。まだ友達付き合いは始まったばかりです。まだまだ諦めるには早いですよ。」

「あぁそうだな、諦めるにはまだ早かったよな。」

コハクがスキルを使ったのではないかと疑う程、素直に立ち直った慎太郎の顔は何処か満足気で、その顔を見た隼は、慎太郎の心情を悟ると、思わずため息をつく。

(こいつ・・・コハクに耳元で囁いて欲しくてわざと落ち込んでたってことかよ・・・)

確かに今年で十八歳になったコハクは、身長百六十八センチ、胸の双丘は小さくも、大きくもないちょうどいいと言える大きさで、元々、二年前は、まだあどけなさが残っていた整った顔が、成長した事で、全身の魅力を引き立てるまでになりとんでもない美人と化していた。

猫耳もワンポイントとして、しっかり機能している。

隼も慎太郎との会話で浮かべるその笑顔に何度、落ちそうになったかは数知れない。

それを踏まえても、慎太郎とコハクのバカップルぶりは圧倒的で、最早ツッコむ気にもなれない隼であった。



生徒達がどんちゃん騒ぎしていると、オルタ先生が教室に入って来た。

「おーい、お前ら席につけ~」

先生の声に反応して、自分の席に座り出す生徒達。

オルタ先生は、生徒達が全員席につくのを見届けてから、本日のプログラムを黒板に書きながら、説明する。

「え~と、本日はですね、各学科の講義に参加してから、明日の説明を聞いて貰います。」

先生がそう言うと、一人の生徒が手を上げる。

「はい、モナカ君。」

「先生、明日の説明って、明日何があるんですか?」

「それは、説明された時のお楽しみな。

じゃあ皆、講義終わったら教室に戻って来る様に。解散!」

先生の一声で生徒達は、自身の学科の講義が行われるらしい場所を目指して散って行く。

「ふぁ~」

オルタ先生はそれを見届けると、教卓に枕を置き、睡眠を始めるのであった。


次回、技術満点の隼の才能が光ります。

ご感想、誤字など御座いましたら、今後に役立てて参りますので、どうぞお聞かせください。

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