第18話 波乱の自己紹介
オルタ先生に先導され、教室へ入ったⅡ組は、
黒板に記された席に各々着席する。
(ここでは黒板なんだな。)
「それじゃ、番号一番から自己紹介な。
内容は名前、出身、所属学科、実技試験の点数、得意な事、後は自由な。」
教室にどよめきが走る。
(まぁ、突然自己紹介しろって言われてもなぁ、分かるぜその気持ち。)
(番号ってこの机に書いてあるやつか)
慎太郎は同情し、隼は自身の番号を確認する。
そんな時、オルタ先生は手を鳴らす。
「はい、じゃあ始めて貰いましょう!一番さ~ん。」
そうオルタ先生が言うと、一人のエルフが立ち上がる。
((エルフっ!!!!))
「はい。私はフェル=アルザードです。
出身は、ムール地方にあるエルフ里、所属は、魔闘士育成科で、実技試験は、人形80%破壊で、マイナス二十点の、八十点。得意な事は、風魔法で空を飛べます。よろしくお願いします。」
その後も、そんな特に変わり映えのしない自己紹介が続き、次は六番、隼の番だ。
「えっと、俺はハヤテ=ノグチです。
出身は、極東のアキバという島から来ました。」
「ぶっ!」
その答えに慎太郎は吹き出す。
「所属は、魔道工学科、実技の点数は、人形100%破壊、自己防衛欠如でマイナス五十点され、五十点。得意な事は、何かを爆破することと、これです。」
そう言って隼は指を鳴らすと、
クラスメイト全員の前に鬼火を出現させる。
それを見たクラスメイトの反応は驚いて後退る者もいれば、落ち着いて観察する者もいてとにかく様々だった。
そんなクラスメイトの反応を十分に堪能した隼はその拳を握り、鬼火を消す。
「よろしくお願いします。」
「「「「「・・・・・・・・」」」」」
「いいねぇ。面白い!合格!」
クラスメイトからの評価は分からないが、
先生には好評だった。
「お次は、君か、よろしくね~」
「はい。」
先生に呼ばれ、慎太郎は立ち上がる。
「俺はシンタロウ=ダザイ。出身はさっきの隼って言う奴と同じ、アキバ。所属は、騎士育成科で、実技の点数は、人形40%破壊で、四十点。
得意な事は、料理や、文学などの文化的な事。
クッキー焼いてきたんでどうぞ食べて下さい。
先生、よろしいでしょうか?」
「大いによろしい。というか俺にもちょうだい。」
その言葉を聞き、慎太郎はクッキーを配り始める。
「慎太郎、クッキーなんていつの間に焼いたんだな。」
は、隼は慎太郎にクッキーを貰う際、問う。
「あぁ、コハクの用意周到さを見習おうと思って。」
慎太郎が配ったクッキーはとてもクラスメイトに好評だった、特に女子に。
「よろしくお願いします。」
「「「「「きゃ~!!!!」」」」」
慎太郎が締めるとともに、女子達は奇声を上げる。
隼はそんな中、
(あ~ハーレムってああやって出来ていくんだ。)
「ハハッ」
慎太郎の異世界ハーレムぶりに乾いた笑いをするのであった。
朝なんで短くてすいません。(じゃあ上げるな)




