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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第二章 そして学校へ
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第12話 慎太郎の憂鬱

今回は慎太郎目線で書いてみました。

俺もこの世界に転生してはや三年。

俺は”助けたらついてくるチョロイン”に始まり、”ギルドで明らかになる俺TUEEEE”や、

”盗賊に襲われる王族”など他にも沢山テンプレを回収してきたし、王族から感謝状来たりもしたが、まだ一度も回収してない、いや、出来てないテンプレジャンルがある。

そう!”ラッキースケベ”だ。

”浴室に入ったら・・・”はそもそも宿暮らしで男女別れてるから無理だし、見えても男だし・・

”スライムの粘液で・・・”は、まず、服を溶かすなんてスライムはいなかった。

そんなこんなで色々考えてはみたものの、

結局どれも失敗に終わり、これは隼との議題でもあった。

今、俺達は”森海月(モリクラゲ)”という怪物(モンスター)を探して森を散策している。

半円の緩やかなボディに触手が生えた言わばホ○ミスライムの様な体を持つ第三等討伐種だ。

こいつは第三等討伐種の中でも弱い部類なのだが、そいつが唯一の厄介とされるポイントは

様々な状態異常を引き起こす粘液を噴射してくること。それ以外はマジで弱いので俺達の敵ではない。

だが今回は違う。これはコハクには黙っているが、今受けている依頼(クエスト)は親玉級の討伐。そして、その死体からの媚薬回収だ。

やっぱ怪物(モンスター)もある程度強くなると、子孫を残そうと生殖活動に乗り出すわけで、

森海月(モリクラゲ)の場合は森海月(モリクラゲ)以外の雌にもなりふり構わず媚薬をぶっかけ、発情させた後、触手を伝い、孕ませ、その雌の子宮から森海月(モリクラゲ)の幼体が二十体ほど溢れてくると、中々グロい絵面なのらしいのだが、その媚薬の性能は折り紙付きで、親玉級が見つかると、各地の娼館からこうした依頼が出るわけだ。

「ん?」

おっと反応あり。

俺と隼とコハクはその場所に走り出す。

今回は、親玉級がコハクに媚薬をかけて、程よいくらいにエロくなった所で俺と隼が倒すという作戦だ。

是非とも親玉級には頑張ってもらいたい。

そして、親玉級と対峙する。

「ふぅ、親玉級ですか・・・」

コハクが魔法杖と剣を併用した刃渡り四十センチの長めな”杖剣(スタッフソード)”を構える。

ちなみにこれはコハクの特注品で剣では慎太郎に、魔法では隼に、どちらでも勝らないのならと彼女なりに考えた結果だ。

そんなコハクにつられて二人も構える。

親玉級がコハクのことを雌だと感知したのか、

媚薬を放射する触手を無数に生えた触手の奥から出してくる。

形もそれとなくアレに似てるな・・・・

((いいぞ、やれ!!))

俺と隼がそう念じた途端、コハクが動いた。

「女の敵ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

物凄い気迫で。

親玉級の前まで”身体強化(ブースト)”突進したコハクはそのまま頭上にある生殖用の触手の辺りまで飛び上がるとそれを容赦なく削ぎ落とす。

「キシャャャャャャャャ!!!!」

森海月(モリクラゲ)の雄として、いや、男としての断末魔の叫びをあげた。

そしてコハクはそれを気にすることなくトドメを刺す。

俺達はなんとも言えない表情でコハクを見つめていた。

二人の企みが失敗し、悔しがる感じで終わらせたかったのに、コハクの容赦の無さが凄い感じで終わってしまった。

二年経って強くなった三人のミラープレートもうじき出します。

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