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浪漫飛行阿佐ヶ谷イン東中野アウト

作者: 一慶

飛行機が飛ぶ原理っていまだによくわかってないらしいよ。って話を自慢げに話す彼氏さんの横でスマホをスイスイネットサーフィン彼女さん。

どうやらこの空間で彼の話に真剣に耳を傾けているのは私一人の様。

続けて。それでさ、それってなんかすげーロマンじゃない、かっけぇ、めっちゃすげじゃん、ね、ね。

気になってすかさず私ググる、どうやら原理は疾うに解明されているみたい、ちょっぴり残念。

毎日毎日私が寝てる時も休まず24時間365日世界は繋がってて、それって一機うん百人の人間乗っけて北から南へ、西から東へ飛び廻ってくれているからで、飛行機さん。

離陸の時なんてほんと興奮。近くで見てるとずいぶんと勢いを付けた後によっこいしょって、そらもう、なんとも難儀そうだこと、どでかい図体を持ち上げて。

着陸だってね、ツーって白鳥の如く湖面に舞い降りるとか、そんな旨くはいかないんです、どっすんしりもち、猛ブレーキ、キキキ。

いやはや難儀。そらね、これだけたくさんの人間乗っけて、人間だけじゃないくって、その人と同じ、やや、もうちょっぴりずっしり重いスーツケース乗っけて、そら飛行機さんお腹パンパンですよ、臨月の鱈か、航空券やら燃油サーチャージたらなんたらあんなにバカ高くなるのも納得ですよ。

って妄想浪漫飛行インJR総武線先頭車両。

飛行機が飛ぶ原理なんてさ、一生解明されないといいね、彼氏さん。


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