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最強召喚師の舞い戻り英雄譚  作者: 林 小
第1章:舞い戻り召喚師
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第13話:ファミレスでの遅い夕食

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 ーー都市島エスパダ・第七県の第八区にて。


 時刻は夕陽が沈み、夜の始まり頃。


 場面は、第八区二番駅に近い電車線路の横断歩道付近にある駐車場。


 その駐車場へ翔真が乗り優奈が運転している黒のオープンカーが入り、奥の方に空いている駐車場へ向かう。 そして到着し、暫く数分経過した後、優奈は自身の愛車を駐車した。 因みにお分かりの通り、優奈の愛車が第九区へ出発前に駐車した駐車場でもある。


「ふう、終わったわ」


「もう夜になったし、今日はこれで解散だな」


「何行ってるのよ、これから夕飯を食べに行くんじゃない」


「……は?」


 黒のオープンカーのドア開き降りるながらそう言う翔真へ、優奈も愛車の起動鍵を取った後同じく降りるながら翔真の返信をする。 まだ解散しない事に翔真は呆気になるが、優奈はそれを無視して翔真の手を引っ張り、駐車場から出る。


「ちょ、引っ張らないでくれ優奈さん!」


「だって、ここから第八区二番駅の先に、美味しいステーキがあるファミレスに早く行きたいのよ」


「ああ、あの第六番ファミレスか。確かにそのレストランが作る料理はうまいよ、食べた事あるからな。でも、そんな急かさなくても良いじゃないか? 優奈さん」


「いーえ! 満員とこになったらどうするのよ! 早く行くの!」


「うわっ!」


 尚も翔真を腕を引っ張り続ける優奈。それにされるがままの翔真であった。






 ーー第七県・第八区の第六番ファミレス(ファミリーレストラン)にて。


 第八区二番駅の横断歩道を渡り、そこから交通道路の横断歩道を渡った後、直ぐに第六番ファミレスの店前へと到着した翔真と優奈。 若干、翔真の方は優奈に引っ張られた腕をほぐしている様子である。 因みにエスパダにある店は、名前での店もあるが、殆どが県区と同じく数字で決められてる。


「さ、入るわよ!」


「お、おう」


 優奈の掛け声に、翔真は若干ぎこちなく承知する。

 そして二人は第六番ファミレス内へと入店した。

 第六番ファミレス内では、満員に近い程の客数ではないがそれでも客数は多い方だろう。

 出入り口から見渡す所、殆どのテーブル席に客か座り注文した料理を食べている。

 そんな二人へ、店員が赴く。


「いらっしゃないませ、二名様でよろしいでしょうか?」


「ええ、二名です」


「それでは、お席の方へご案内しますで」


「はい」


 第六番ファミレスの店員の対応に優奈は答える。

 その後、店員の案内の元に翔真と優奈は付いて行くと、店内の窓側のテーブル席へと到着する。

 二人はそこへ対面する様に座り、案内した店員は注文の方は呼び出しボタンを押す様に伝えた後、配置へと戻った。


 そして翔真と優奈は、メニュー表を開き注文する料理を探し選ぶ。 その後、暫くして二人は注文の料理を決め、呼び出しボタンを押す。 すると、呼び出し音がなり、一、二分した後店員が来た。


 翔真と優奈は、店員へ食べる料理を注文する。それが終わった後、店員は二人が頼んだ注文の料理を報せに向かった。


「はぁ〜、結局今日も手掛かり一つなしね」


 と、テーブルに顎を付けてぐてぇ〜っとしながら優奈は溜息をした後そう愚痴った。


「残念だったな」


「……今思ったんだけど、翔真ってなんか変じゃないかしら?」


「は? 僕が変?」


「そうよ」


 突然と翔真へそんな事を言う優奈。一体僕の何処か変なんだ? とわからない顔になる翔真へ、優奈は答えた。


「だって、エスパダにいる人達は皆『白銀の召喚師』の事を英雄視してるのに、なんで翔真だけ興味なさげでいるじゃないの。今日の情報収集した人達もそうだったもの」


 そう言われれば、確かにそうだ。

 エスパダに住む人々は、『白銀の召喚師』を英雄視している。

 今回の優奈の『白銀の召喚師』による情報を手に入れる為に情報収集を手伝いをした際、殆どの者達が彼の英雄を熱狂や嬉しそう等、そう言う雰囲気だった。

 まぁ『白銀の召喚師』は第三次海域災害を止めた異能者だ。彼が止めなければ太平洋は崩壊し、世界が滅亡する所だったのだ。

 誰も彼も、そう言う気持ちになる。

 中でも、一番に英雄視しているのがエスパダの人々だ。

 第三次海域災害が起きたのが太平洋だ。

 その太平洋に浮かぶ都市島であるエスパダが、真っ先に崩壊するの所だったのだから。

 今ではエスパダの博物館や学園の広場に公園広場、異能騎士団本部や支部等、様々な所に描像やら石像と建てられている程である。


「翔真って『白銀の召喚師』に対して無関心なのかしら?」


「は、はは、まぁそう言う人もエスパダにはいるって事だ。は、ははは〜」


 優奈は首を傾げながら翔真が無関心だといるが、全く違っている。 だが翔真はその優奈の無関心と言う単語を使いぎごちなく笑みながら誤魔化した。


「そう、まぁいいわ。こうなったら全く手掛かり一つ掴めなかった腹癒せに、沢山食べるわ!」


「そ、そうだな」


 優奈の意気込みに、翔真はぎこちなく承知する。 なぜぎこちないのかは、昨日のすき家にて優奈の食いっぷりを思い出し、ここでも料理を沢山食べるだろうと、思ったからだ。


 そして数分後、店員が注文した料理がテーブルに置かれ、それに翔真と優奈は食すのであった。


 ……因みに、翔真の思った通り、優奈は物凄い量の料理を食べたのであった。


お読み下さりありがとうございます!


次回から一話一話での文字数を増やす為、毎日最新はここで終わりになります。自分の筆頭速度が遅いのも理由もあり、すいません。


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