象徴詩『Endradiosonde(エンドラジオゾンデ)』
廃市 イス
廃市 ヒラニプラ
砂塵の581Cに廢人を追う
それは食えるぞ
フィラメントに電気が流れる
旋渦半月が赤く渦巻く
脳髄側溝
冥王星が流れる
刹那の流れる
アラヤの流れる
中耳炎の治らない友人
友達の鞄から貨幣を盗む
イエスを磔にする釘 9インチ
盗むように盗み
理を買う
それは発信している
新しい法典
縄目を数える 20だ
自転車徘徊ACの見た
戸毎に訪れる黒羅紗の行列
燃やすものはあるかと問う
手間取るかを問う
応えろ
オマエが選ばれたのだから
目映いガランドウ
必死で掴む管 弱い管 無自覚の管
熱く生臭い燐光を放つ液体が
オマエの目を育てる
排撃される転向感情
虫ケラ 歯牙にも掛けない
体温 自害の零度
七升の灰を喰らうセ氏
古詩を弄する暇は無い
俗眼を潰せ
CPUを変えたか?
オマエを視ろ
下値の演劇は
もう とっくに
終わっている