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おれっち 時給650円  作者: 玲於奈
2/2

怠惰なバイト生活

なし

2週間もたつと

ローテーションにも慣れた


人が足りなくて

すぐに

週刊レンタルCDを任せられた


本部から

こまかい

順位の

指令はあったけど


微妙に

順位を変えたり

一押しの歌手を

勝手にベスト3に

入れたりしていた


自分のレンタルランキング。


うえまつさんは

知ってんのか

とぼけてんのか

まったく

素知らぬ風。


一度とぼけて


「うえまつさん

 この順位って

 本部。

 見てるんですかね?」


って週間ランキング

手伝ってもらいながら

聞いた。


「しらない。

 売れればどうでも

 いいんじゃないの」


今は昔の話。


なんかしんないけど

まわりの人も

みんな俺らが

つきあってるって

思ってるのか


昼のシフトを

うえまつさんと

あわせてくれた


今、考えれば

おばちゃんは

おばちゃんで話するし

わかいへんな奴に

氣を使いたくなかっただろうな


おれっちは

いつも

コンビニのパン買ってきて


これまたコンビニのサラダに

はさんで


サンドイッチにする


わらってた

うえまつさん


うえまつさんも

コンビニの弁当で


「弁当作ってこようか?」


とは

いわれなかったけど


きっと料理

にがてだったんだろうね


そして

おれっちは爆睡

今でこそ

携帯ミュージックプレイヤー

あるけど

昔は

ウォークマン。


聞きながらすぐに

寝てた

今思えば

なんで

寝てたんだろうね

せっかくだから

お話すればよかったのにね


うえまつさんは

店内から

借りてきてる

女性誌を

いつも読んでる


だからつまんなかたったんだね


それが

斜にかまえててよかったんだ

自分によってたのかもしれないね


そういう人

自分勝手な人


現在自由人


だからもてなかったんだろうね


そして

あいつがやってきた

なし

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