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InfinityData  作者: Khronos
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DarkSky

窓の外に浮かんでいたのは巨大な円盤だった。

Centerを全て覆うほどの巨大さだ。

「あれは何でしょうか?」

「しらんよ。」

いつの間にかラルスの横にシャルンと雪姫がいた。

ラルスは円盤を改めてよく見た。

表面は特に出っ張りなどもなく真っ黒でスベスベだった。

下から見てるため厚さや全体の具体的な形はわからないが、底面の広さは800π㎢ぐらいある。

学校中の生徒が教室の窓に張り付いている。

巨大円盤が現れてから5分後、付近の半径5㎞に響きわたるほどの音量で放送がながれた。

『我々は削除者(デリーター)。目的は無限情報(インフィニティデータ)の回収。及びそれを使用した世界征服である。妨げをする物は削除(デリート)するのでよろしく。以上。』

放送が途切れると円盤は一瞬で消えた。


少しの沈黙があり、やがて学校はまたざわつきにつつまれた。

『なんだよあれ?』『ただのいたずらでしょ?』『世界征服だって!?』『あんなでけーの始めてみたぞ!』

すると今度は校内放送があった。

『先程の巨大物だが、くだらないいたずらか何かだ。諸君は速やかに普段の学校生活にもどるように。』

一部文句を言う声も聞こえたが、校内は普段の様子に戻った。

休み時間──

「あれは何だったのでしょうか?」

「だーかーら、ただのイタズラだって。」

「それにしちゃー手が込みすぎよ。」

休み時間になるとラルス、シャルン、雪姫は集まり先程の程について話し始めた。

「あんなにデカいもの実体化(インスタンス)するのにどれだけ金と時間がいると思ってるのよ?」

実体化(インスタンス)と言うのは情報を実物として現実世界(リアルワールド)に出現させるための手段である。

なぜ、それに費用や期間がいるのか。

情報実体化といってもそれを行うにはプログラムが必要だ。

人々が何かを実体化(インスタンス)するにはとある機関からプログラムを購入する必要がある。ここでまず費用が発生する。もちろん実体化(インスタンス)の内容で費用は高くも安くもなる。

そして期間については、実体化(インスタンス)用のプログラミングは世界に7人しかいないプログラマーにしかできないことであるため、通常依頼してから簡単な物は3ヶ月、大がかりな物に至っては数年かかることもある。

つまり、先程出現したような巨大な物は費用も期間も莫大なものであるということだ。

「金と時間がかかるったって、あーゆー愉快犯のすることは理解できねーだろ?」

「ラルスさんに賛成です。あのような人種の考えることは理解に苦しみます。」


キーンコーンカーンコーン♪


話が一段落したところでチャイムが鳴った。 

全員が席に戻った。











今日はもう変なことがなければいいな。

というラルスの願いも儚く散ることは誰も夢にも思っていない。

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