プロローグ~Start~
大地の底と並行して書きます。
投稿は大幅に遅いと思いますが、大地の底のようにぐだぐだした話にならないように超真面目に書きますので、読んでいただけたら幸いと存じます。
世界中の大陸が一つにくっついた頃。
各国が国名を揃え《OneWorld》となった頃。
すべては【情報】であることが証明された。
物体はもちろん、生物さえも【情報】なのだ。
───君は《無限情報》の存在を信じるかね?
時は西暦210242843年。
世界の中心とも呼べる街《Center》。
この街最大の高校《CenterCecondSchool》通称《C2S》に通う何の特徴もないごく普通の高校一年生、桜真ラルス。名前から解るように彼はハーフだ。日本人とフランス人のハーフとして産まれてきた。
大陸が一つになった今、ハーフなど珍しくもない。いまや世界の7~8割はハーフである。
いや、こうなった今ハーフと呼ぶべきではないのかもしれない。
ラルスはいつものように学校へ通っていた。
今までのラルスの人生に特に人に話すような出来事もないし、変な事件に巻き込まれたようなこともない。なんの特徴もない人生をおくってきた。
けど、今日は今までの経験を丸ごと覆すようなことがあることをラルスはまだ知らない。
この体験は間違いなく『我が人生の特徴』とよべるだろう。
─────────全てはこの日から始まった
「おっはよ~」
ラルスはよく一緒にいる女子、トロクス・シャルンに話し掛けた。
シャルンは今となっては珍しい純血の元ドイツ人だ。
「あー、ラルスおはよ!」
彼女はどちらかというと男と一緒にいるほうが多いが、決して尻が軽いとかチャラいとかではなくただ女性が少し苦手なのだ。
いつものように軽い挨拶を交わしていると、
「ラルスさん。シャルン。おはようございます。」
朝から息の詰まりそうなくらい丁寧な口調で挨拶してきたのは、鈴音 雪姫だ。
名前のせいか、肌がものすごく色白い。
彼女も珍しい純血の元日本人だ。
「ヒメちゃ~ん?なんでラルスがさん付けであたしは呼び捨てなのかなぁ?」
「些細な問題です。聞き流してください。」
「少しはあたしを敬いなさい!」
「敬うほどの価値があなたに・・・なんでもありません。」
「いまなんて・・・
キーンコーンカーンコーン♪
二人が言い争いをしてるとチャイムが鳴った。
「ほらほら二人とも、早く席戻れって?」
「ですね。」「へいへい。」
このまま何事もなく授業が始まると思っていた。
快晴の空。
平和な世界。
いつもの教室。
いつもとなにも変わらない。
けど世界は変わっていた。
窓の外に巨大な影が現れた。




