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夢見るきつね

かつて「さくら」と呼ばれた偉大な霊術師がいた。
彼女の弟子である狐族の少女「れん」は、霊力に恵まれながらも過酷な運命に翻弄されてきた。
無実の罪で投獄され、師を獄中で失う。深い傷を背負いながらも、れんはその亡骸を背に都を後にする。

目指したのは、狐族の大国「ツキカゲ」。
この乱世の世界において八国最大の勢力を誇るその国は、大樹を守る狐たちが治めていた。
彼らにしか扱えぬ大樹の力――それは、民を守る光であり、誤れば災いを呼ぶ刃でもある。

師が偉大過ぎた故に嫉妬され王宮入りを拒まれたれんは、さなえ、やつはという仲間と共に下町で暮らし始める。
働きながら日々を繋ぎ、精霊たちと戯れ、民と触れ合いながら、少しずつ希望を見出していく。

一方、王宮では狐の少女「ゆみ」が八国統一の夢を抱きながらも、周囲の権力者たちの思惑に翻弄されていた。
やがてれんと出会ったゆみは、彼女の白銀の髪と赤い瞳に、自らの「未来」を重ねていく。

心優しき狐・れん。
彼女の願いは師の願いである「戦乱の世を終わらせること」。

だがその願いは、やがて国を揺るがす大きな渦を呼び込んでいく――。 

夢見る力を失わない彼女の力の源とはなんなのか。
そして夢と現実の狭間で、彼女は何を選ぶのか。
プロローグ
2025/08/08 02:24
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