詩 目立ちまくりUFO
この惑星にない超技術
本来秘めて 隠すべきもの
だけど うっかり
なのに トラブル
透明化するの忘れてたから
半日くらい 丸裸だった
ーーもうどうでも良くなってきた!!
「このままじゃ勝負に負けちまう。そうだ!奥の手だ!」
「一体何をするつもりだ!?」
「あ、あそこにUFOが飛んでる!」
「そんな古典的な罠に引っかかるか」
お空をとんで超目立つ
好きなアニメの絵柄をつけて
個性的なライトと旗とかつけちゃって
超マイカラーに染め上げちゃって
お空の色では誤魔化しきれない
「いやマジで、あそこにUFOがいるんだってば」
「本当にUFOが飛んでる!」
こうなりゃ やけだ
どうにでもなれ
今更隠密 意味がない
ならもうそうなりゃ やけくそだ
右へ東へ 飛びまくる
摩訶不思議な 銀色物体
ところどころにペイントあり
なんだか中二な装飾あり
北へ南へ 飛びまくる
目を疑うような 光景だけど
多くの人が目撃してて
たぶん現実 夢じゃない
「有給使って、別の惑星に観光しにきたのに」
「未発達惑星の空気を満喫して帰るところなのに!」
「透明化してなかったし、帰るための装置が壊れたんだけど!!」




