表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

入学式の朝

かなり駄文となっています。

小説経験2年目なので、許してほしいところです。

今後も、精進する所存でございます。

「遅れるよ〜」

1階から騒がしい音がする。両親が忙しなく準備しているからだろう。

宇野大介(うの だいすけ)は、目をこすりながら起きた。最近与えられたばかりの部屋は、きちんと整っている。

整理整頓されている部屋とは対照的に、大介の頭はボサボサだ。寝相が悪く、床に敷いてある布団は、掛け布団を蹴り飛ばされ、可愛そうな姿で転がってた。

大介が背伸びをすると、肩のあたりがポキポキという。

一階に降りて、アクビをしながら、私服に着替えた。

「今日入学式でしょ?何で、普通の服着てんの」

母親に言われ、ようやく今日が小学校の入学式であることを思い出した。

そそくさと制服に着替えた。

(なんかこう、全くワクワクしない・・・)

大介は、心の中でそう感じた。ワクワク感が皆無なのである。


外に出ると、近所に住む若本勇佑(ゆう)とその母親がいた。

入学記念に写真を撮りたいらしい。

「まぁ、いいですけど・・」

自分の親は、乗り気でこそないが、嫌というほどでもないようだ。

勇佑と特別仲がいいわけでもないが、大介は一緒に写真を撮った。途中、同い年の女の子、若本優子も加わり、3人で撮った。

大介が入学する新陰(しんおん)小学校は、彼の住む世田谷区古津町5丁目から、1.2km離れた宮坂と日ノ出町の間にある。校舎の裏手には、帝山古墳という古墳がある。校舎は、かなりシンプルな作りで、人数も400名弱と都内の中では少なめだ。


こんな事を、歩きながらひったすら話す両親を横目に、大介は、見慣れた近所を眺めている。大介が通った幼稚園は、この近辺にあるところではなく、区内の少し離れた吉江保育園だった。そこで一緒に過ごした友達はみんな吉江小学校に行ってしまう。

新陰にいるのは、新陰幼稚園や、古津保育所、今北保育園、きりふじ保育園など、聞いたこともない保育園幼稚園の人たちだ。不安でしかない。

大介は、たった1.2kmの道のりがやたら長く感じた。


小学校につくと、クラスが張り出されていた。優子と大介は1−2、勇佑は1−3だ。結局、勇佑とクラスは離れることになったようだ。

両親は、少し寂しそうな様子だが、大介はほぼ気にしていない。クラスというものをほとんど理解していないだけだが。

入学式は、案外あっさりしたものだった。一人ひとり名前が呼ばれ新入生と在校生が対面し、お互いの代表者が話し、来賓が話して終わり。

教室では先生が、学校のルールとかを説明したあとに、教科書などを配布した。クラスメイトは、誰一人誰が誰だか訳がわかんない状態だ。唯一、優子だけは近所だし、同じピアノ教室だしでわかる。だが、その他は名前もわからないし、顔もわからない。


トイレ休憩で、途中、なんとか名前を覚えた石本雅史(いしもと まさし)が気さくに話しかけてきた。

「保育園はどこ?」

「えぇぇっと、吉江・・」

困惑しつつ答えた。

「ふぅん」

自分から聞いた割にはあまり興味なさそうだ。

(だったら聞くなよ・・)

少し、腹がたったが、雅史は気にしていないというか、気づいていないという感じだ。

「ま、友達になろう」

最終的には、大介はあまり悪い気分にはならなかった。

執筆後記

キャラの心情をもっと具体的にかけるようにしたいです。

恋愛系は初なのでね。

カクヨムの方もお時間があれば是非、ご覧くださいませ〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ